4日目5時限目と、最終日2時限目は、課題研究の集大成です。
7月31日の夕食後。この日は、美しさを競うデザイン部門と、飛距離を競うテクニカル部門が行われました。

まずはデザイン部門の投票です。
1日目から塾生が各々の創造力を生かし、創意工夫を凝らして作った自慢の機体がお披露目になりました。



あえて機体を大きくしたり小さくしたり、デザイン重視でカラフルにしたりといった様々な工夫が一目見ただけでもうかがい知ることができました。各チームが機体をアピールするスケッチブックを置き、塾生たちは最も感動した機体を選んで投票しました。
デザイン部門は、3班と9班が同率で1位という結果になりました。


続いて、テクニカル部門が行われました。
今回のルールでは、計8回の投擲のうち、飛距離が長い記録2つと短い記録2つは記録に入らず、間の4つの記録の平均値で争われます。つまり、一人だけうまく飛ばせる人がいてもチームの記録は伸びないのです。塾生たちは緊張した面持ちで説明を聞き、ベストを尽くすために作戦会議を行っていました。

最も長く飛んだのは、2班の23m。
そして、4回の平均でも安定して20m台をたたき出した2班が、テクニカル部門1位を獲得しました。

ここに、最終日2時限目のプレゼン部門の結果を加えて最終順位が決定します。
そして迎えた最終日。
プレゼンに臨む塾生の顔には、いつになく緊張した表情が浮かんでいましたが、各チームが今日までに行ってきた思考の方法や創意工夫をプレゼンしました。


ジャイロ効果や既存の製品を参考にして開発したチームもあったようです。惜しくも時間切れで発表しきれずに悔しい思いをしたチームもありましたが、発表を終えた後には、すべてのチームに大きな拍手が送られました。

塾生やOBOGの投票の結果、プレゼン部門の1位は、開発の流れをドラマ風に発表した3班に決定。
そして総合1位も、デザイン部門でも1位を獲得した、美しい蝶がモチーフの3班!
得点34点と2位と8点もの差をつけて1位を獲得しました。
終わった後には、各チームが各々のベストを尽くしたことを称えあっていました。
(16期 辻巻 輝)