「創造性の育成塾」9期塾生の夏合宿のまとめです。(その3)


 

  出席番号 21

  末尾 光多(すえお こうた)

 

 

 僕はこの合宿に参加して、知識面では本当にたくさんのことを学びました。しかし、それ以上に精神面、つまり心構えの面でも大切なことを学びました。それは「世界の常識を破ることを恐れないこと」、「自分が正しいと思った自説を主張し、認められるまで諦めない心の強さ」そして「人間性の大切さ」です。有馬先生や岩崎先生は、常識にとらわれず自説を主張し続け諦めなかったことで、人々の役に立つとても意味のある発見や発明を成し遂げられました。そしてその発見や発明の裏側には、ずっと支え続けてくれた多くの仲間の存在があったと思います。自分一人ではなくて、周りの多くの仲間との助け合いがあってこそ、大発見、大発明ができるものであると痛感しました。

 また、今回、富士山の麓で学び、実際に富士山にも少しですが登りました。自然は発見の宝庫です。中村桂子先生の「ある学者が熱帯雨林で木の上の方に住む虫をいぶして落とし、それらの虫を世界中の学者に見せると、名前が分かったものは全体の3%しかなかった」というお話にあるように、まだまだ解明されていない謎がほとんどであり、自然は神秘に満ちています。まずは、その神秘に一つ一つ気付いていくことが科学への第一歩だと思います。

 八日間をこのような素晴らしい環境で学べたことを誇りに思います。そして、創造性の育成塾で培ったあらゆる考え方、学んだ多くの知識をいつまでも忘れずに果敢にチャレンジしていきます。最後になりましたが、この合宿で支えてくださった多くの方々に感謝いたします。

 


 

  出席番号 22

  曽我部 沙也加(そがべ さやか)

 

 

 私は今まで、自分の周りの世界しか見えていませんでした。しかし、今回の合宿に参加して、世界はとても広く、自分はちっぽけな存在なのだということをはっきりと理解しました。そして同時に、それだけで終わりたくないと強く感じました。国際生物学オリンピックで銀賞をとられた中山敦仁先輩の「自分は世界と戦わなければならない」という言葉に感銘を受けたからです。
 かといって、私は世界と戦えるほど、歴史に名を残せるほど、すごい人間ではありません。ただ一つ、私にあるものは「時間」です。ですから、私はその時間を有効に使いたいと思います。努力し続ければ、きっといつか違う世界が見えるようになると思います。今とは違う自分になれると思います。
 今回私が先生方に変えていただけたように、私も誰かの世界を変えられるような人になりたいです。そのために、これから先の人生を努力を惜しまずに過ごしていきたいです。

 

 


 

  出席番号 23

  谷 知典(たに とものり)

 

 

私がこの育成塾で学び感じたことは二つあります。
一つ目は、たくさんの先生方が言われた、「他の分野の人と協力する」ということです。中村先生は、地質の専門家と協力して、日本のオサムシの分布について研究されたそうです。色々な分野の専門家が集まると新しい見方が生まれると私は学びました。だから、私は色々な分野の専門家と協力して研究していきたいと思います。
二つ目は、「挑戦する」ということです。ここで授業をして下さった先生方は、常にあきらめず、挑戦されていました。また、兼先生の授業で「心の障壁をぶち壊せ」ということを学びました。私は、「できる」という強い意志を持って常に挑戦していきたいです。
「自分は世界と戦わなければならない」と中山先生は言われました。今は世界でちっぽけでも、私はいつか世界と戦えるような人になりたいです。

 

 


 

  出席番号 24

  田畑 実莉 (たばたみのり)

 

 

・いろいろな分野の最新技術の話を聞きたい!
・今、自分が「何をやるべきか」を考えたい!
 このような思いで参加した「創造性の育成塾」ですが、とても有意義に過ごす事ができました。
 特に心に残っている言葉は、兼先生の「心の障壁をぶち壊して下さい。」です。これからの人生で出会うと思われる様々な壁にぶつかった時に、立ち向かい、それまでの視点を変え、そしてその壁を突破して行く力になってくれると思います。
 また、私は、人のために「何かをしたい」と考えています。
それは世界の人々がいかに楽しく幸せに生きていけるかです。それについては、ロボット技術の進歩で介護の負担を小さくしたり、医療技術の発展で元気に長生きする事ができるという、石黒先生のお話を聞き、びっくりし、これだ!と思いました。ロボットによって人が楽しく幸せに長生きできればと思いました。石黒先生は「できる事を夢にするのではなく、できない事を夢にしろ」と話されていました。それは小さな夢を持つのではなく、大きな夢を持つ方がよいと解釈しました。今世界中の企業がロボットに目を向けていますが、その中に自分自身も入れたらいいなと思っています。そして医療においての自分の夢の実現に近づく事ができるよう頑張りたいです。
 この「創造性の育成塾」で多くの方の貴重なお話を聞くことにより自分の視野を広め、そして深める事ができました。
・夢をあきらめない。
・視点を変える。
・独創的な考えをする。
 これらの事を大切にし、勉強も頑張り、それだけではなく周りの事に興味を持ち、常にアンテナを立てていきたいと思います。
 この素晴らしい合宿を主催して下さった方々、忙しい中、講義をして下さった先生方、また、仲良くしてくれた皆様、ありがとうございました。

 

 


 

  出席番号 25

  徳永 萌(とくなが もえ)

 

 


「創造性の育成塾」の濃い一週間は終わってしまいましたが、印象に残った言葉はまだ胸の中に強く残っています。
それは有馬先生の仰った「常識を破ることを恐るな」
岩崎先生は「科学は知を広げ、新しい文化を生み、技術はものづくりを通して社会を組織化し文明を築く」と仰いました。文明を築き世を進めるということはそれまでの常識を変える事だと思いました。
今までの私は他人と議論し、戦うことが苦手でした。
しかしお話を聴き、
「自分が恐れていたものはとても小さなものだったんだ。」
と、気付きました。

「科学」というものを学んでいく以上、これからも他人との関わりを恐れず、いろんな体験を積極的に吸収していきたいです。
そして、
「このことになら自分のすべてを捧げられる。」
そう思うときまで自分の世界を広げ続けていきます。

 

 


 

  出席番号 26

  冨永 康介(とみなが こうすけ)

 

 

僕は、この合宿を通して、一つの夢を得ることができました。それは、興味を持っている心理学について勉強、研究し、ロボット工学や社会福祉の発展につなげ、貢献するという夢です。

三日目の講義で、石黒浩先生は、「理科の各分野はそれぞれ密接につながっている。具体的に言うと、ロボット工学と心理学や脳科学はつながっている。」とおっしゃいました。理科はすべてつながっている、ということはほかの多くの先生もおっしゃっていましたが、心理学という言葉が出てきたので、石黒先生の言葉が特に印象的でした。僕が石黒先生の講義で得た夢はまだ抽象的だったので、それを後半の授業で具体化しようと思いました。そのため、僕は授業ごとにそのテーマを見ながら、「この授業でこれだけは聞きたい。」という考えを持って授業に臨むようにしました。すると、それまでどちらかというと受け身だった授業が、自ら進んで考え、参加する授業に変わっていきました。この授業に対する姿勢の変化は、この合宿中だけでなく日常生活においても役に立つと思います。

実際、僕は自ら考えて授業を受けることで、自分が夢をかなえるには何が必要かが分かりました。それは、今のうちからコツコツ勉強を始めておく、ということです。しかし、昔から僕はすぐに結果が出ないと、いろんなことを放棄してしまいます。なので、僕は短期的な目標を定めることにしました。高校で日本や世界の科学の大会に出場し、好成績を収める、というものです。この目標は中山先生、瀧上先生などの講義を受けてひらめいたことです。もし、好成績を収め、その後も努力を続ければ、世界で活躍する研究者に一歩近づけると思います。

以上の三つの夢や姿勢、目標を得ることができた、ということが僕にとってこの夏合宿の一番の成果です。

 

 

 


 

  出席番号 27

  永嶋 珠子(ながしま たまこ)

 

 

この合宿で宿泊した富士calmからの富士山は、青灰色で滑らかで、とても美しく見えました。しかし、その印象は自然観察により全く違うものに変わりました。 
歩いた御中道は滑らかとは程遠く、ごつごつとしており、最初は黒い石が多かった道も進むにつれて赤い石が多くなっていきました。それに伴い、軽石の形状も粒が大きくなったり、上下の色が違ったり、火山弾やそれに少し穴があるものなど、色も形も、とても様々に変化していきました。
今回の観察で、私は有馬先生の『若い時代に充分広く深く学ぶ』という言葉の意味を、身をもって知ることが出来ました。私はこれまで好きな化学だけに凝り固まっていて、それ以外の分野には全く関心がありませんでした。しかし、富士山自然観察を通して地学にも興味を持つことが出来ました。考えてみれば地学は、どんな岩石にどんな元素が含まれているかを知る手掛かりとなります。先生方のお話をお聞きし、私の興味の幅はぐんと広がりました。
先生方の大切なお言葉の一つ一つを胸に刻み、化学者になるためにこれからも幅広い分野の勉強に精進していきたいです。

 

 


 

  出席番号 28

  中西 海友(なかにし かいゆう)

 

 

  僕が、この塾に参加したのは、自分の好きなこの理科という科目を極め理科だけを学ぶためでした。

  僕は、理科以外の科目があまり好きでは、ありません。そして理科のように得意な科目も特にありませんでしたし、それを、伸ばそうと特に目立った努力をしたというわけでもありません。僕は、理科という科目を、いや学びというものを、甘く見ていました。

  理科が好きなのだから、理科の仕事に就けば、特に問題ないと、思っていました。

  しかし今思えば、それは自分に言い聞かせているような所もありました。そんな自分に、気が付いたのは、先生方のお話を聞いていて、ある共通点を見つけたからでした。それは、人と人とのつながり合いや、その人たちとの円滑なコミュニケーションをとるための、理科以外の幅広い知識でした。理科において、理科以外のことがそんなに大切な事だとは思っても見ませんでした。

  今回の育成塾では、理科よりもっと大きな学びの真髄というものを感じる事ができました。

 


 

  出席番号 29

  丹羽 智彦(にわ ともひこ)

 

 

 僕は、「富士山自然観察」で植物の放射線量について調べ不思議なことに気付きました。それは、イタドリが他の植物と違い上部の葉と下部の葉で放射線量が違うことです。葉の高さが違っても同じ植物だから当然放射線量も同じだろう、と思っていた僕の常識を覆されました。その結果を見た時とても驚きミスではないか、と4~5回同じ測定を行いました。しかし、結果は変わりませんでした。有馬塾長、OBの方々に、「雨にふくまれているセシウムやカリウムの量が違うために放射線量が違うのではないか」という仮説を教えていただきました。僕はこのような不思議な経験を通して、更に研究者になりたいという思いが大きくなりました。研究者になるためには先ず、どの分野・科目を偏り無く学習することが大切だと思いました。
 僕は国語が苦手で、研究者になるためには必要ないと思っていました。しかしどの科目も密接につながっていて、コミュニュケーション能力・読解能力を高めるために必要だと思いました。また僕は理科の中でも興味のない地学は、あまり学習しませんでした。しかし、著名な講師の方々の宇宙、星についての御講義を通して非常に興味を持ちました。これを機にどの科目も偏り無くしっかり学習していきたいです。
 有馬塾長がおしゃっていたように「常識を信じずに、自説が正しければ貫き通すこと」ができるように自分を高めていきたいです。そしてこの創造性の育成塾を通して養った創像力と決して諦めない心で世界に認められるような研究者になりたいです。

 


 

  出席番号 30

  林 真央(はやし まお)

 

 

私はこの合宿で学んだことが二つあります。
一つ目は、理科を勉強する楽しさです。先生方の講義はレベルが高かったのですがとても面白く、もっと知りたいと心の底から思いました。理科の勉強に対してこんな気持ちを抱いたのは初めてで、私自身少し戸惑うくらいです。
私がこの合宿に応募した理由は、理科が嫌いという友達に理科を好きになってほしかったのですが、自分にそこまで熱中できる「理科」が無かったからでした。でも、この合宿を経験した今なら理科の魅力を伝えられる気がします。
二つ目は、努力することの大切さです。この合宿に参加している人は学校の勉強以外で理科を勉強していて、その知識に本当に同学年なのかと驚きました。私はたまたま合格しただけだと思っていたのですが、石黒先生の「たまたまのチャンスを逃すな」というお言葉を聞いてハッとしました。周りの人はすごいですが、それは周りにすごいお手本がたくさんあるということだし、努力すれば私にも可能性はあるはずです。何もせずただ諦めた今までの私は自分で自分の可能性をゼロにしていたのだと気づき、今までの分も必死で努力しようと思いました。今の気持ちを忘れずに、これから頑張って行きたいです。