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8月5日の時間割 2時限目

 

11:00~12:00

蛭田 史郎(ひるた しろう)先生

(旭化成株式会社 最高顧問)

講話「旧来の常識にこだわらない」

授業内容

2限目の講話は、旭化成株式会社 蛭田 史郎 最高顧問による「旧来の常識にこだわらない」。

冒頭、塾生に会社・社長とはどういうものだと思うか、と切り出した蛭田先生は、「世の中が必要とするものを提供する。そしてそれによって、社会からお金を頂く。それを基にひとつの集団を作っているのが会社。その中で役割を果たしながら、自分の属している会社を豊かにし、成長させることが社長の役割」 と自らの理念を述べ、社長を務めた7年間に推進した、旭化成の成長戦略について語りました。 世の中の役にたつ企業であり続け、成長していくには、日本国内の勝ち負けではなく、世界でどう戦うかを常に考えていかなければならないと強調。

また、リチウムイオン電池やLEDなどを例に、「社会の発展のためには、常識とされていることを疑い、探究心を持って掘り下げ、独創的な回答・考え方をすることと、それを実践する意志が必要」として、まずは、広く多面的な視野で知見を広め、独創性を養うことを勧めました。さらにグローバルな価値観と客観的に見通す感覚を持って、「地球が抱える課題の解決に向け、創造性を発揮して挑戦してほしい」とエールを送りました。

普段はあまりなじみのない経営戦略の話が中心となりましたが、塾生からは多くの質問が投げかけられ、国際的な経済や日本企業のこれからについて考える機会となりました。

授業はストリーミング動画で公開中。ぜひご覧下さい。

 

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動画の公開は終了しました。

講師プロフィール

1941年福島県生まれ。64年 横浜国立大学工学部応用化学科を卒業し、旭化成工業株式会社(現:旭化成株式会社)に入社。レオナ樹脂工場長、エレクトロニクス事業部門長、経営戦略担当役員等を経て、2003年4月代表取締役社長に就任。旭化成グループの持株化・分社化やグローバル展開を推進。2010年4月より取締役最高顧問。同年6月 最高顧問に就任。