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8月5日の時間割 3時限目

 

13:00~14:30

尾池 和夫(おいけ かずお)先生

(国際高等研究所 所長 京都大学 元総長)

講義「変動帯に生きる」

授業内容

地球物理学を専攻し、地震学の権威である尾池和夫博士の授業。
「これから世界に出ていくみなさんに、自分が生まれ育った日本はどんな国なのか、いろいろな視点で見てもらいたい」と講義を始めました。

まずは日本を知る前に、地球と周りをとりまく環境について解説。
「太陽が単体の惑星だから、地球の公転が安定しエネルギーも常に供給されている。月が強い引力で地球をひっぱり安定した自転を保っている。そして地球は、太陽との距離が丁度良いため、水が潤沢に保たれている。」と紹介しました。

そして、日本について。
尾池先生は、「日本はとても珍しい国なんです」と話します。
まず、四季があること。列島と大陸の間に内海(日本海)を持っていること。そして、列島が4つのプレートにまたがっていることを挙げました。この講義のタイトルにある「変動帯」とは、プレートの境目で動きのある地帯を意味します。尾池先生は、変動帯に位置する日本とそれ以外の国の写真を並べ、それぞれの特徴を説明しました。

講義の終盤は、日本列島で起きた地震の歴史や、今後の見通しについて解説しました。
「今後、西日本全体が揺れる地震が必ず起きますから、その時はとにかく身を守るようにしてください」と言う尾池先生の言葉に、自分の住んでいる地域はどうなのか質問する塾生も。最後には、「これからもがんばってください」と塾生に声をかけました。
授業はストリーミング動画で公開中。ぜひご覧下さい。

動画で見る

 

 

 

講師プロフィール

1940年東京生まれ 理学博士 1963年京都大学理学部地球物理学科卒業後、京都大学防災研究所、理学部、理学研究科に勤務。日本の地震学の権威。第24代京都大学総長(2003-08年)を務めた後、財団法人国際高等研究所所長に就任。俳句にも造詣が深く、氷室俳句会副主宰を務めるほか、俳人協会、日本文藝家協会にも名を連ねる。主な著書に、「地震発生のしくみと予知」(古今書院) 「新版 活動期に入った地震列島」(岩波書店) 「句集 大地」(角川書店) 「変動帯の文化-国立大学法人化の前後に-」(京都大学学術出版会)など