授業内容
「創造性の育成塾」夏合宿で、毎年多くの塾生に天体観察を指導して来られた瀬戸先生の授業です。
まずは太陽系の惑星(水星、金星、地球、火星、土星)が、実際にはどのようなスケールのものなのか、太陽の大きさを直径14cm(縮尺:1/100億)として考えてみました。
太陽に比べればかなり小さいはずと予想はしていたものの、縮小モデルを見てびっくり。
一番大きい土星で1.2cm、地球は直径1.3mmにしかなりません。更にその縮尺で太陽から惑星までの距離を再現すると、一番近い水星までの距離でも6m。地球より外側の火星と土星は、研修室を飛び出していってしまい、塾生からは驚きの声が上がりました。
また、地球と火星の動きを方眼紙に写しとり、地球から見た軌道を紙の上で再現。
軌道上で地球に追い越されて逆行し、行きつ戻りつする様子から「惑星」と名付けられたことを教わりました。
天体のスケールを実感した後、塾生たちは手作りキットの望遠鏡づくりを行いました。凸レンズに指紋をつけないよう気をつけながら、筒を接着し組み立てていきます。最後にファインダーを取り付けて、望遠鏡の完成です。
天気が良ければ、毎晩たくさんの星が見える研修所の空。合宿期間中の楽しみが、またひとつ増えたようです。
授業はストリーミング動画で公開中。ぜひご覧下さい。