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8月6日の時間割 4時限目

 

14:40~15:50

木元 教子 (きもと のりこ) 先生

評論家・ジャーナリスト 元内閣府原子力委員会委員 (女性サポーター)

講話「暮らしの中の放射線」 

   

授業内容

「今日は何の日だか知っていますか?」
長くジャーナリストとして活動されてきた木元さんは、開口一番、塾生に尋ねました。

8月6日は広島に原爆が落ちた日。今年の平和記念式典には駐日米国大使が初めて列席しています。木元さんは、こういう日に原子力や放射線についてお話しするのはとても意味深いことだと思う、として、取材活動の中で出会った被爆者と原爆被害についての話から始めました。

被爆国・日本が原子力開発をどう手がけるべきかを定めた「原子力基本法」を紹介し、条文に明記された「エネルギー資源」として「平和の目的に限り」開発・利用する、という指針を解説。世界の電力事情を挙げながら、原子力発電は利用可能なエネルギーの中では最も安定的に供給でき、環境にやさしい技術であると強調しました。
また、原子力を否定する人の中には、放射線や放射能についての大きな誤解があるとして、放射線は自然界に元々存在するものであり、私たちは常に放射線の中で生活しているということを、資料を基に紹介。実例を挙げながら、放射線はすでに農業や工業に利用されており、正しい知識を持って使えば社会の発展に貢献する優れた技術であることを示しました。
国際情勢やエネルギー問題など、幅広い知見を交えながら、放射線や原子力について分かりやすく説明した木元さん。
物理学者であり、随筆家としても有名な寺田寅彦の言葉を引用して、講話を締めくくりました。
『ものをこわがらなさ過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしい』

授業はストリーミング動画で公開中。ぜひご覧下さい。

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講師プロフィール

立教大学法学部卒業後、東京放送(TBS)にアナウンサーとして入社。報道番組、社会情報番組等の司会、ニュースキャスターを務める。退社後、フリーのジャーナリストとして、エネルギー・環境、教育、女性、政治、高齢化社会、農業等の国内外のレポートを通し、問題提起を行う。98年から9年間に渡り、女性初の内閣府原子力委員会委員を務めた。現在は、評論活動を中心とし、講演、執筆、シンポジウム等の総合企画・プロデュースやコーディネートも手がける。2007年春、旭日中綬章を受章。経済産業省 総合資源エネルギー調査会・委員。