授業内容
国内屈指の進学校である開成中学校・高等学校教諭の宮本一弘先生。
普段、学校の授業で使っている実験器具は、実は高価なものばかり。
今回の実験は、身近なものを使った「水の電気分解」です。
100円ショップなどで売っている魚の形をした「醤油さし」にゼムクリップを、電極として差し込みます。その「醤油さし」の中に、染色剤などとして使われるミョウバンの水溶液をいっぱいに満たし、電池につないで電気分解。「醤油さし」いっぱいに気体がたまったら、それをライターに近づけます。
すると「ポン!」と小さな爆発が発生。その音に塾生達は驚いていましたが、小さな容器を使うことで、安全に爆発が体験できました。
次は水の電気分解で起こる陽極、陰極の変化を観察します。
今度は、2つの角型醤油さしに、電極を1つずつ取り付けます。醤油さしの中に、硫酸ナトリウムに酸性・アルカリ性がわかるBTB溶液(緑色)を加えたものを入れ、電極を電池につなげます。
すると、酸素が発生する+極は、酸性を示す黄色、水素が発生する-極は、アルカリ性を示す青色になりました。
鮮やかな2色に変化する水溶液に塾生達は見入っていました。
授業はストリーミング動画で公開中。ぜひご覧下さい。
講師プロフィール
開成中学校・高等学校 教諭
文部科学大臣優秀教員表彰 第59回読売教育賞 幼児教育・保育部門受賞 「幼児教育における科学実験教育の実践」