NPOネットジャーナリスト協会 創造性の育成塾 夏合宿2011

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     8月4日 (木) 4時限目

 

13:00~

薬袋 佳孝

武蔵大学 教授

化学グランプリ・オリンピック委員会委員長

講義

「化学オリンピックへの招待」

 

 

 

 


 

 昨年まで化学グランプリ・オリンピック委員会の委員長を務めた薬袋(みない)先生。今回の講義では、国際化学オリンピックと代表選考会となる全国高校化学グランプリについて紹介しました。

 各国の代表が知識と学力を競う国際科学オリンピックは、難しい問題で競い合うだけでなく、科学に取り組む世界の仲間との国際交流の場でもあり、また将来を担う高校生が化学の先端に触れる貴重な機会でもあります。

 講義では、その意義や歴史の紹介、代表選考会を兼ねた全国高校化学グランプリ、日本代表の強化プログラムなどについても説明が行われました。

 塾生からは、参加に向けてこれからどのように取り組めば良いか、といった具体的な質問が寄せられ、科学五輪参加への興味と意欲が窺えました。

 

 

※講義動画の公開は終了しました。

→授業の資料を見る(PDF)

 

 


 

 

 

 

【 ご 紹 介 】
現職は武蔵大学教授(基礎教育センター担当)です。
卒業中学は神奈川県藤沢市立湘洋中学校です。

1970年の卒業です。その後、神奈川県立湘南高等学校、そして、東京大学理学部化学科を卒業しました。大学院に進学して1982年に修了、理学博士の学位を授与されました。
この年から、東京大学理学部化学科に助手として勤務、専任講師、助教授を経て、1996年からは武蔵大学に移り、教授として化学、環境科学、科学史などの講義・実験を担当しています。
研究分野は放射化学・核化学・地球化学で、本格的な研究論文は65編、解説や研究報告などは40編を執筆しています。

今日の演題の化学オリンピックについては1999年ころから一貫して関係しています。主な活動の場は日本化学会化学グランプリ・オリンピック委員会です。委員としての活動に始まり、運営幹事や委員長(2008-2010)などを歴任することとなりました。現在は運営幹事(関東支部担当)を務めています。この他、日本化学会化学教育協議会副議長、日本科学オリンピック推進委員会理事としても化学オリンピック関係の活動をお手伝いして来ました。