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8月4日 (木) 7時限目
19:00~ 川口淳一郎 「はやぶさ」担当 JAXA・教授
講義 「『はやぶさ』が挑んだ人類初の往復宇宙旅行、その7年間の歩み」
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2003年の打ち上げ以来、様々な困難を乗り越え、昨年ついに「イトカワ」の試料を持ち帰った小惑星探査機「はやぶさ」。7年間に渡り、プロジェクトを牽引した川口さんは、宇宙の成り立ちや惑星の姿、なぜ小惑星探査を行うのかを解説し、サンプルリターンという最も困難な課題を成し遂げた「はやぶさ」の軌跡をたどりました。イオンエンジンをはじめとした、日本独自の発想による技術開発については、「世界初を目指す」ことで「世界一になる」と話し、「イカロス」や「はやぶさ2」にも言及。「高い塔を建ててみなければ新たな地平線は見えてこない」として、未知に挑戦することの意義を強調しました。
また、W杯で世界一に輝いた「なでしこJapan」同様、世界への挑戦は、日本人の可能性を証明し、多くの人に勇気と自信を贈ることにもなると述べ、この日の講演を締めくくりました。
※この時間は、ライブ配信のみで動画によるストリーミング配信はありません。ご了承下さい。
【 ご 紹 介 】
独立行政法人宇宙航空研究開発機構
月・惑星探査プログラムグループプログラムディレクタ
宇宙科学研究所宇宙航行システム研究系教授
経歴
宇宙工学者、工学博士。1978年 京都大学工学部卒業後、東京大学大学院工学系研究科航空学専攻博士課程を修了し、旧文部省宇宙科学研究所に助手として着任、2000年に教授に就任。
現在、独立行政法人宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(ISAS/JAXA)宇宙航行システム研究系教授、研究主幹、月・惑星探査プログラムグループ(JSPEC/JAXA)プログラムディレクタを務める。
また、ハレー彗星探査機「さきがけ」、工学実験衛星「ひてん」、火星探査機「のぞみ」などのミッションに携わり、小惑星探査機「はやぶさ」では、プロジェクトマネージャを務めている。