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8月5日 (金) 3時限目
13:00~ 武藤 敏郎 大和総研理事長 元日銀副総裁 講義 「国家の統治と財政の役割 ~ 私の大蔵省・財務省勤務37年の経験から ~ 」 |
中学の頃は昆虫採集に熱中し、理系に進みたかったと語る武藤先生。
様々な選択の末に大蔵省に入省し、税務署長として赴任した経験を語り、国家予算の仕組みや、世界各地で起こっている財政危機、日本の抱えている財政赤字について解説しました。ニュースや新聞でよく取り上げられる国債発行と消費税増税の問題については、世界各国の例と共に紹介。
「日本の経済が困難な時代に突入した今、自分の頭で考えることが大切」として、社会と経済に目を向け、自らの判断力を養うよう塾生たちに語りかけました。
※講義動画の公開は終了しました。
【 ご 紹 介 】
武藤 敏郎
( むとう としろう )
株式会社大和総研理事長
■経歴・職歴
・ 1943年生まれ。埼玉県出身
・ 1966年東京大学法学部を卒業後、大蔵省(現財務省)に入省。
主計局主計官、銀行局中小金融課長、大臣官房秘書課長経て、大臣官房長、主計局長、大蔵事務次官(2001年中央省庁再編で初代財務事務次官)と要職を歴任。歴代の内閣における財務政策などの立案・実行に携わる。
・ 2003年には日本銀行副総裁に就任。ゼロ金利政策の解除など日本バブル崩壊後の景気回復過程での重要な金融政策を担った。
・ 2008年7月より大和総研理事長(現職)
・ 現在、こうした経験から多角的な視点で国内外の経済分析、政策課題等について積極的に情報発信を続けている。
・ また2008年6月には東京大学先端科学技術研究センター客員教授(2011年5月退任)、2009年4月から母校の私立開成学園理事長・学園長に就任。教育面にも積極的に取り組み、後進の指導にあたっている。
・ 他に住友金属工業株式会社監査役(非常勤)、三井物産株式会社社外取締役、杏林学園評議員、放送大学教育振興会評議員、国立がん研究センター顧問など。
■著書
・編著に『米国発金融再編の衝撃』(日本経済新聞)、『蘇る金融 破綻処理の教訓』(きんざい)がある。