NPOネットジャーナリスト協会 創造性の育成塾 夏合宿2011

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     8月6日 (土) 2時限目

 

10:30~

北澤宏一

科学技術振興機構

理事長

実験

「液体窒素を用いて高温超伝導体と磁石との相互作用を考察する。安定磁気浮上の体験など。」

 

 


 

 

 

講義に引き続き、高温超伝導体と液体窒素、磁石を使って超伝導実験を行いました。

冷却された超伝導体の上に磁石が浮かび上がると、塾生たちは実際に触って現象を確認。超伝導体が、浮き上がった磁石と一定の距離を保とうとして空中に持ち上がると、塾生からは驚きの声が上がりました。

観察後は、北澤先生から出された「必要十分な記述でなるべく短く」という条件に合うよう、発見したことを報告し、発表の方法も含めて先生から講評を受けました。観察結果や、実験に関する質問には、北澤先生が唸る内容も。「サイエンス」の考え方、観察の方法、表現方法までを指導してもらえる、貴重な時間となりました。

 

 

※講義動画の公開は終了しました。

 


 

 

 

【 ご 紹 介 】
現在・(独立行政法人)科学技術振興機構理事長
北澤先生は、昭和18年生まれの68歳で、東京大学理学部化学科を卒業して大学院博士課程を修了。アメリカのマサチューセッツ工科大学に渡り、博士課程修了。
そして、東大にもどり講師、助教授から工学部化学科教授に就任。その後、超伝導工学教授、低温センターセンター長、大学院新領域創成科学研究科教授を歴任。
平成14年に科学技術振興事業団専務理事。
同19年10月から現職・(独)科学技術振興機構の理事長です。

また、東日本大震災後には、日本学術会議・東日本大震災対策委員会の「エネルギー政策の選択肢分科会」委員長としても活動されています。

ご専門は、物理化学、固体物理、材料科学、磁気科学、超伝導工学など。
特に、セラミックスの研究では、“20世紀のセラミックスを先導した論文”など数多くの研究論文を国内外に発表し、多数の受賞歴がある、この分野の最高権威です。