8月4日 (土) 7時限目

 

19:00~

兼 龍盛

江戸川学園取手中・高等学校 教諭

実験 

「家庭でもできる楽しい化学実験」

 

【授業レポート】

兼先生の化学実験。「自分達も含め、身の回りのものはすべて原子・分子で出来ている。」として、
普段は見られない、原子・分子の世界を紹介した。

 

まずは、牛乳パックを利用して、正四面体を作る。
緑・赤・青・黄のシールを各面につけていく。この時、4色の並びは2パターンしかない。
実はこれ、化学式の模型のようなもの。
この必ず生まれる2パターンを、完全に1パターンしか生まれないようにしたのが、
午前中に講義をしていただいた、ノーベル賞学者の野依良治先生だ。

 

 

スライムをつくりながら、物質の反応を観察。
物質同士の反応によって、温かくなるものと、冷たくなるものの2種類のスライム。
原子の世界で熱は、車にとってのガソリンのようなもの。物質の反応には欠かせないものだ。

 

 

うがい薬で褐色になった液体に、カルキ抜きを加え色を変える、抽出の実験。
塾生は、うがい薬と油で実験した。

 

 

 

(←動画を再生できます)

最後に、液状の可燃ガスを試験管で燃焼させる実験。
ガスが酸素の入らない試験管から気化する時、試験管内の熱を奪うため、燃焼中でも試験管は冷たく冷えている。

 

 

 

盛りだくさんの実験。  簡単に手に入るもので、原子・分子の世界を垣間見た。