8月5日 (日) 2時限目

 

10:30~

中村 道治

独立行政法人 科学技術振興機構 理事長

講義・実験

「何でも見てみよう 電子顕微鏡で広がるミクロの世界」

 

【授業レポート】

 

自然科学を深める目的はその成果を世の中に役立てること、と話を始めた中村先生。今日の実験のイントロダクションとして、自分が科学に興味を持ったきっかけや、日立グループ、半導体レーザー、ナノテクノロジーなどについて紹介した。

 

中村先生の研究の成果のひとつである、走査電子顕微鏡(SEM)の紹介。光学顕微鏡が光を使うのに対して、電子ビームで試料の上を走査することによって形を読み取り、像を結ぶ。

 

 

最新の卓上型電子顕微鏡。今回は実際にこの電子顕微鏡を使って試料を見てみる。

 

使い方を教わりながら慎重に操作。誤差を慎重にあわせながら、光学顕微鏡では見えない世界を体験。

 

光学顕微鏡とは違い、全てにピントがあった白黒の画像で表現される。重い原子は白く、軽い原子は黒く見える。

 

 
ユリの花粉の粒子とその表面。(左:600倍/右:5000倍)

 

 


ハムシの複眼 (800倍)


⇒動画で授業を見る

 

 

 

【講師ご紹介】

略歴:
1942年大阪府茨木市生まれ。理学博士。
1965年 東京大学理学部物理学科卒。67年 東京大学大学院理学系研究科修士課程修了、日立製作所入社。同社・中央研究所で、光エレクトロニクスや半導体デバイスの研究開発に取り組む。
中央研究所長、執行役専務研究開発本部長、執行役副社長、フェローなどを経て2011年10月から科学技術振興機構 理事長。

研究者としての専門分野は、光エレクトロニクス。分布帰還形半導体レーザなどの先駆的研究と光通信用半導体レーザの実用化に従事。
世界で初めてヨーロッパとアメリカを結ぶ大西洋横断の光通信に使われた、光通信用半導体レーザ開発の功績により、文部科学大臣より科学技術功労者表彰を受賞。