第7回夏合宿 > 塾生紹介 > 塾生合宿まとめ

 
   
 
  

 

出席番号 21

 

佐倉 豪 (さくら たけし)

 

 

 

『創造性の育成塾の合宿』への参加が決まったとき、「この合宿が、人生を大きく左右するものになるだろう」と、両親と学校の先生に言われました。そしてその通りに、合宿で学んだことのすべてが、僕に大きな影響を与え、以前から興味があった生物学の道に進みたいという気持ちを固める機会となりました。  

最初に印象に残ったのは、有馬朗人先生の「富士山になろうよ」という言葉です。それは、創造性の育成塾で学んだことをきっかけにして、将来、富士山のように大きく世界で活躍してほしいという有馬先生の願いなのだと思いました。僕も世界で活躍できる「富士山」のような人間になりたいです。そして、「富士山」のような人になるための一歩として、畑村洋太郎先生がおっしゃっていた「失敗を恐れず、失敗を次に生かす」ことを大切にしたいと思いました。

今回、自然科学の世界を広く見渡せるような多くの先生方の講義と実験を通して、特に思ったことは、生物学の道を目指すためには、自然科学のすべてを学ぶ必要があるということです。

鈴木寛先生は、科学技術の発展や普及のためには、文系の分野から生まれる発想や知識も必要だとおっしゃいました。鈴木先生は通産省にいらした時に、日本人にはPCより携帯電話の端末の方がよいのではと提案され、それが携帯電話の発展と普及につながりました。新しいことを考え、生み出すためには、それまでの考えにとらわれず、理系、文系の様々な分野の勉強を積むことが大切なのだということを知りました。

また、油井亀美也先生の「道に迷ったら、大変な方の道を選ぼう」という言葉が印象に残っています。今まであり得なかった新しいことを実現するためには、どんなことも苦しい方へ進んでいくことが大切なのだと思います。

僕は、合宿中、先生方の講義を聞きながら、「創造性」とは何か、またどうしたら身につくのかを考えていましたが、大きなヒントを得ることができました。疑問をもつこと、探求すること、失敗してもあきらめないこと、新しいことを生み出そうと考え続けること、あらゆる分野の勉強をすることなど、先生方に教えていただいたことを実行して夢をかなえたいです。

野依良治先生は、「これからの課題は、水・エネルギー・環境・貧困」だとおっしゃいました。僕が一番好きな生物学の道で、これらの問題を特に心にかけて、解決していきたいです。