私は、「創造性の育成塾」で多くのことを学びました。
山下俊一先生の「科学には光だけでなく、影もある」という言葉は、科学に対する私の価値観に影響を与えました。「アイディアはじっくり考える」「科学を適切に使う」「自分の好きなことを伸ばす」「夢を持つ」は、私にとっての道しるべになりました。
有馬朗人先生の「富士山になろう」という言葉。富士山観察を通して考えたことは、「多くの種類、独特の生態系、裾野への自然の恵み」つまり、「多くの知識と仲間、オンリーワンであること、他への影響」、それは、なにごとにも興味を持って新しく知ることから始まるのだと思いました。
私が一番興味を持った実験は、「プラナリアの再生実験」です。私は、本の中でトカゲの尾を切っても再生することは知っていましたが、実際に、生き物の「再生」を見た時の驚きに気をとられて、「なぜ、消えてしまったプラナリアがあるのか?」と松田良一先生に問いかけられるまで、そのことに気付かなかった自分自身にがっかりしました。
私は観察するだけでなく、これから色々なことを「そうぞう(創造・想像)」できるように、そして、「富士山」に近づけられるように、小さな不思議に好奇心を持って生活していこうと思います。
「創造性の育成塾」でお世話になった先生方、貴重な時間をありがとうございました。
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