第7回夏合宿 > 塾生紹介 > 塾生合宿まとめ

 
   
 
  

 

出席番号 39

 

屋良 朝也 ( やら ともや)

 

 

 

創造性の育成塾のまとめ

 

『創造性の育成塾』の最初の講義で、有馬先生から「富士山のような人間になりなさい」というお言葉をいただきましたが、この8日間、講義や実験などをして下さった講師の先生方は、まさに富士山のような素晴らしい方々でした。その講師の方々からいろいろな事を教えて頂きました。
 
超伝導の実験では、実際目の前で超電導体の上に浮かび上がる磁石を見て触れて、楽しく観察することが出来ました。
  
油井先生の講義では、人生の選択肢において、楽な道ではなくあえて大変な道を選んでいかなければならないという事と、どんな困難にぶつかっても正面から立ち向かう姿勢や意識が大事だということを教えていただきました。これから宇宙という未知の場所に挑まれる油井先生のお言葉は胸に強く響きました。
 
5日目の富士山の散策では、その壮大さを感じ、昆虫や植物を観察する事も出来ました。散策した五合目付近は森林限界と呼ばれ、木々が森林のかたちを成す事が出来る限界地帯である為、奇妙な伸び方をした木々の枝を見て過酷な環境を知る事も出来ました。
 
8日間受けた講義、実験の中で僕にとって特に印象に残ったのは、畑村先生の講義と松田先生のプラナリアの再生実験です。

今までの僕は、失敗はしてはいけないものという意識が強く、「こういう風にしてみたらどうだろう?」「これって本当にそうなのだろうか?」という自分の気持ちを押し殺し、他人の意見に同調していることが多かったと思います。
しかし、畑村先生の講義を通して新しい試みに、失敗はついて廻るものという事と失敗から学ぶ事の大切さ教えて頂きました。新しいことに挑戦する時は、失敗はついて廻るものという気持ちを持つことと、同じ過ちを繰り返さないという気持ちを大切にし、例え失敗をしたとしてもその失敗を無駄にせず成功につなげる努力をしていきたいと思います。
 
松田先生のプラナリアの再生実験では、切り刻んだ1つ1つのプラナリアが1個体へと再生する過程を実際に観察して、生物の持つ神秘的な力や機能に驚きました。
体験を通して学ぶ大切さを強く感じることが出来た為、生命の持つ驚異的な能力を解明し、人類の役に立つ技術を研究できるような道に進みたいという気持ちが強くなりました。