夏合宿のまとめ

　育成塾に参加し、得た物は多くあります。世界的に活躍する先生方から直接学ぶことができ、知識面での成果は言うまでもありません。また、中国からの参加生との交流を通し積極的に学ぶことの大切さも痛感しました。しかし一番大きな成果は、「福島復興」のために役立つ人になりたいという目標を達成するヒントを得られたことだと思います。
　藤嶋昭先生の講義での「雲はなぜ白いのか」という話題や、富士五合目散策での「植物がどのようにして環境に対応しているか」という課題を追求する中で、小さな事に気づくには観察力や洞察力を磨くことが大切だと知ることができました。更に、小さな疑問を解決するには、一つの分野の知識では解決できず、日々の学習で得た知識を幅広く使い、課題をじっくり考える力や習慣が大切だ、ということも痛感しました。
　今、福島は複雑に絡み合った難問を多く抱えています。これらの問題に向き合うには常識の枠にとらわれず「創造性」を伸ばすことが重要な鍵となります。育成塾で学んだ「生活の中で小さな事に気づき、粘り強く考える」ことを実践し、常に日常生活の中でアンテナを張り、小さな疑問を見逃さず、福島のために役立つ人になりたいと思います。