夏合宿のまとめ
僕が今回の合宿に参加して最も心に残ったのは、「夏の南極大陸」という題名の川又先生の授業でした。
この授業を聞くまで僕は、一年中南極は一面を氷と雪で覆われているというイメージを持っていましたが、実は夏は岩肌が露わになっているところがあったりします。また、先生の専門である地衣類についてもそれまではただその辺りにへばりついている地味な植物程度にしか認識していませんでしたが、菌が植物と共生しているというシステムを持つ美しい生物であるということに気づき、見方を変えました。
このようにまだまだ思い込みが覆されることがたくさんあります。だから、僕は今までのどうせこうなることがわかっているから実験しなくても大丈夫だ、という先入観を捨て、これからは実験に果敢に挑戦していきたいと思います。
また、鈴木寛先生の「基礎研究の成果が世に広まるまで」という題名の授業を聞いて、役に立つ技術になるには長い時間が必要だということ、そして世に広まるためには、物事をじっくり観察するというしっかりした基礎固めを行い、そこから改良し、人々に使いやすくすることが必要なのだということに気が付きました。
僕は、これからしっかりと物事を観察して、もし発明したものが人々に認められることがなかったとしてもそれを改良して、人々の役に立つ技術を作り上げられるような科学者になりたいです。
最後になりましたが、8日間本当にありがとうございました。
|