夏合宿のまとめ
この8日間の講義のなかで印象に残った言葉をいくつか紹介します。
まずは、「東洋人は頭だけで考え答えを出してしまうタイプだった。そのため、昔は、実験し正確に結果を出す西洋人に負けていた。しかし、最近になると対称性を重要視する頭の固い西洋人よりも、対称性をそこまで重要視しない東洋人の方が、納得のいく結論を出すようになった。」という話です。
これは、有馬先生がおっしゃっていました。対称性を重視するか、しないかで、結論が変わってしまうなんて思ってもみませんでした。物事の考え方には、生活文化も関わっているということがわかりました。
次に、「奇跡が起こるには、努力が必要だ。」ということです。私は、この言葉を聞いてドキッとしました。私は奇跡とはただ待つだけのものだと思っていたからです。私は、全然努力の足りない人間だったので、この言葉を聞いたからには、努力を継続していきたいです。
そして、「勉強ばかりでは、研究者になれない。」というお話です。私は、勉強が特別できるという訳でもありませんが、やはり学校の勉強しかやってきませんでした。今までの勉強の仕方では、視野がとても狭かったと思います。理系の世界に入るためには学校以外の勉強にも目を向けていきたいと思います。
これらの言葉を、これからの自分の教訓にしていきます。
この「創造性の育成塾」で学んだことは、「自分で考える」ということです。今までの自分は、ただ黒板を写しているだけで、応用や創造することなどは全くやってきませんでした。ですから、学校の理科の授業の実験のときも予想するということをしてきませんでした。しかし、この塾に参加して気が付きました。それは、自分で考えることで、科学の視野はすごく広がるということです。
正直、この8日間ついていくことが大変でした。先生が、今、何をおっしゃっているのかを理解するのに時間がかかりました。
学校ではどの先生もゆっくりと説明をしてくれますが、この塾の講師の先生方は、説明がとても速かったです。ノートも、すべてを分かりやすく、きれいにまとめることができませんでした。しかし、これから高校、大学に進んでいくにつれて、この授業のペースになっていくと思います。そこで、「育成塾」を生かして、大事なところを逃さないように勉強をしていきたいと思います。
私は将来、研究者になりたいです。なぜなら、実験をして結果が出ると達成感が湧く科学が大好きだからです。研究者になるということが、夢で終わらないためにも、今回の塾で得た教訓を生かし、これからも頑張っていきたいと思います。
本当にありがとうございました。
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