課題研究「リング飛行コンテスト」

課題研究について説明する川島紀子先生

4人一組になり、課題に取り組む「課題研究」。
今年のテーマは、「天使の輪をビューンと飛ばせ!リング飛行コンテスト」です。

画用紙で作ったリングをストローに取り付け、紙飛行機のように飛ばす。
機体の材料は、ストロー、画用紙、クリップ(2個)。

一見シンプルな課題ですが、リングの大きさや取付位置、重心の取り方によって、飛行距離は大きく変わります。物体がより遠くに飛行するための構造上の工夫や、飛ばすための角度についての試行錯誤が必要です。

先生が作ったサンプル
紙飛行機のように飛ばす

出身地も興味もバラバラの4人がチームになり、この課題に挑みます。

実は塾生には説明されませんでしたが、このリング飛行は、実際の飛行機の原理につながっています。
飛行機が飛ぶ時、機体には、前へ進む「推進力」、後ろへ戻そうとする「抗力」、持ち上げる「揚力」、下へ引っ張る「重力」が働いています。この課題研究では、リングの構造により「揚力」を生み出し、ストローの長さやクリップの重さでうまくバランスを取り、安定して前に進むことができるような機体を作ることが求められます。

しかも、評価基準は、飛行距離だけではありません。美しいデザインと、設計を説明するプレゼン力も問われます。
塾生たちに与えられた時間は、2日間。夏合宿最終日前日の夜に飛行距離の計測を行い、最終日にプレゼンをして、優勝チームを決定します。

塾生たちは、どんな飛行機を生み出すのでしょうか?

(事務局)