講義・実験– category –
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「脳の性差と多様性」大隅 典子 東北大学大学院医学系研究科教授
夏合宿の最終講義は、東北大学の大隅典子教授が登壇しました。講義は、東北大学の理念の紹介から始まりました。同大学は「研究第一・実学尊重・門戸開放」を掲げ、1913年に日本の大学で初めて女子学生を受け入れた歴史を持ち、現在では国際卓越研究大学と... -
「植物の隠された色を引き出す草木染」和田 亜矢子 筑波大学付属中学校
本日の4時限目は和田先生による草木染めの実験でした。最初に、塾生たちはタマネギの皮、ビワの葉、ミカンの葉、ドクダミ、サクラの枝を細かくちぎって鍋に入れ、お湯で30分ほど煮だします。 その後、布を染まりやすくするための濃染という作業を行います... -
「水の不思議」宮本 一弘 開成中学校・高等学校
3時限目は、開成中学校・高等学校の宮本一弘先生による、「水」をテーマにした実験です。私たちが毎日飲んでいて、よく知っているはずの物質、水。物質としてみるととても不思議な性質を持っています。分子が互いに強く引きあっていることで発生する表面張... -
「頻発する異常気象と気候の揺らぎの関係を考える」山形 俊男 国立研究開発法人 海洋研究開発機構 特別上席研究員
2時限目は、太平洋におけるエルニーニョ現象等の研究を行い、気候予測の第一線で活躍されている山形俊男先生の講義です。「名字は山形だけれど山形県に住んでいるわけではないよ」とユーモアを交えながら講義を始められました。講義の冒頭では、世界中で多... -
「考える力の鍛え方」上田 正仁 東京大学大学院理学系研究科教授
上田先生の講義は「考える力」の必要性についてお話しするところからは始まりました。国際紛争や新型コロナウイルスのパンデミックなど、予想外のことが起こる現代社会では、AIのように過去の事例を踏襲することだけでは対応できず、だからこそ人間の「... -
「血液について考えよう」上田 尊 東京都荒川区立第三中学校
左:吉田隆之先生 / 右:上田尊先生 4時限目の講師は、東京都荒川区立第三中学校の上田尊先生です。先生の高校時代のご友人である吉田産婦人科医院の吉田隆之先生をゲストにお迎えし、「血液」をテーマにした実験を行います。上田先生の専門は地学で、実は... -
「ろうそくの科学」髙田 太樹 東京学芸大附属世田谷中学校
お昼ご飯を食べ終わった後は、塾生が待ちに待った実験です。冒頭、髙田先生は、マイケル・ファラデーの著書「ロウソクの科学」を引用しながら「炎の実験は危ないけど面白い」と語りました。ろうそくにまつわる”よくある願望”と疑問を探究する実験のスター... -
「『はやぶさ2』と太陽系探査」津田 雄一 JAXA宇宙科学研究所 副所長
二時限目は、はやぶさ2プロジェクトマネージャーを務めた津田雄一先生の講義が行われました。先生は宇宙を勉強したいという思いを持ち、大学で航空宇宙工学を専攻。ジュース缶を使った模擬人工衛星を作り、アマチュアロケットを作っている方にお願いして打... -
「福島の経験を未来へつなぐ──災害時に必要な支援とは」坪倉 正治 福島県立医科大学 放射線健康管理学講座 主任教授
3日目1時限目は、東日本大震災の発生直後から福島の医療支援に携わり、診療に加えて研究、住民への説明会実施など多角的に災害医療に尽力されてきた坪倉正治先生の講義です。 坪倉先生のお話は、ベーシックなサイエンスから始まり、福島第一原子力発電所事... -
「SDGs・VUCA・AI 時代を生きる君たちへ」鈴木 寛 創造性の育成塾 塾長代理
4時限目は、創造性の育成塾の塾長代理であり、さまざまな方面でご活躍されている鈴木寛先生の講義です。(*今回は、急遽オンラインでの講義になりました)先生が主宰するすずかんゼミは1000名を越え、そのゼミ生たちはメディア、教育、ITなどさまざまな分...
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