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台北のお正月と台南の大学生活
【今日のひとこと】 2008年2月14日


台北101ビル
この「ひとこと」を書いている2月8日は、台湾の新年(7日が元旦)です。Lunar Calendar(太陰暦、旧暦)と、Solar Calender(太陽暦、新暦)と異なる暦に従い、日本のお正月と違います。私たちにとって新年は1年のうちの最大行事です。

大晦日は節分(立春=新年の前の日)に当たります。他のアジアの国にも同じ節分があると思いますが、街中に爆竹や小さな花火がパチパチと聞こえるという昔からの伝統の筈だが、台北(タイペイ)の禁煙火(爆竹とか)令により、昔と比べて大分、静かです。それでも、こっそりとやっている人がいますから(笑)。(台北の101ビル写真つき)




台南の空
9月で大学生になってから半年近い。私の通っている大学は台南(タイナン)という都市にあります、文字どおり台湾の南部に、つまり台北と正反対...台北から電車で4時間もかかるから学生寮に泊まることにしました。(台南の空写真付き)

首都じゃないといっても田舎とは程遠く、学校は駅から出てすぐだから、交通は便利。駅前にいろんな店があっていつもすごい人が集っており、昔ながらの安い食べ物屋から大きなデパート(日本にあるあの三越とやら)もあります。

その“伝統で安い食べ物”、いわゆる“小吃(shiao-chi)”といえば、その代表的な都市は台南だったのです。市街地もたくさんあるけれど、それ以外は、17世紀からの台湾の開発の発源(生)地ですから、台南は文化古都と称され、いろんな古いものを保存してきました。いろんなお寺(孔廟、天后宮)と、昔ホーランド(オランダ)人が残した数々の建物もあります。

冬休みもあと1週間で終わろうとしています。台湾の学期制は日本と異なり、2学期に分けられています。9月から1月、それから3週間の冬休み、これは第1学期。2月中から6月、これで1学年の終わり。それから2ヶ月の夏休み、また新たな1学年。ちなみに春休みはありません、Chinese New Year(正月の休み?)は冬休みに含まれています。


erhu(二胡=胡弓)
大学の生活は忙しい。レポートも沢山あるし、テストも勿論ちゃんとある。私の部活は”Chinese Music Club”、国楽部。文字とおり中国特有の楽器を演奏する。ちなみにわたしはerhu (二胡=胡弓)の担当。(写真付き)

冬休みの始まりの1週間は同人即売会に向かい、急いで原稿作りに修羅場の一週間を過ごしました。幸い無事入稿しましたww。それから友達といろんなところを巡ったり、本を読んたり、親戚のうちに新年のご挨拶しにいったリ、erhuの練習したり、youtubeやニコニコ動画を見たり(笑)とにかく自由を謳歌している。

去年の今頃は窮屈だった。2/1の大学の入学テストに向かい、毎日勉強の日々。七月にはもう一回受験あるから休む暇なんて…夏休みで一緒に勉強したみんなが懐かしいです。

中学生のときは未来への憧れが大きく花開き、やる気満々の夢みたいな頃でした。みなさんも、いろんなストレスに負けずに、自分の道を開きましょう。

2008/2/8 16:25 Lee Hsu-tien
(李敘恬:2期塾生【台湾】)
1988年台北市生まれ。2007年6月台北市立第一女子高校卒。同年9月、国立・成功大学医学部入学。2006年清華盃全国化学科能力テスト銀メダル獲得。高二の時は主に漫画研究社(グループ)で活動し、2005年2冊の作品を刊行した。昨年の「創造性の育成塾」第2回夏合宿に特別参加。