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理系のお仕事
【今日のひとこと】 2008年2月28日


麓井・試飲酒
山形は全国有数の酒どころ。塾生の皆さんには、味わっていただくまで、まだもう少し時間がかかると思いますが、きょうは酒造りの話を少し。

酒造りは、毎年、冬の時期、11月から2月ごろまでが最盛期です。今年は幸運にも、仕込みが最盛期の4つの酒蔵を見学することができました。もちろん試飲も…。フレッシュな味わいは格別でした。

さて、酒造りの仕事、というと皆さんはどんなイメージを持つでしょうか。長年のカンがすべての職人の世界?それとも全くイメージできない?




麓井・仕込み蔵
実は酒造りの世界は、微生物を操る理系のお仕事なのです。酒蔵には酒質の分析を行う部屋があったり、しわの深い年配の杜氏さんが分析表を細かく記録していたりと、結構理科室っぽい空気が漂っているんですよ。理系の大学を卒業した蔵人さんもたくさんいます。

理系の仕事というと、研究者とか、技術者とか、宇宙とか、をイメージしますが、意外と身近なところにも面白い仕事がありそうですね。
(松田明子・TUY《テレビユー山形》アナウンサー)