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「ファーブル昆虫記」
【今日のひとこと】 2008年2月29日

皆さんもたぶん読んだことのある「ファーブル昆虫記」に書かれていたことですが、初めて読んだとき本当に驚きました。

驚いたことは、 確か「ジガバチ」についての生態、狩りと産卵のことでした。親バチが卵からかえった幼虫が餌にこまらないようにする行動でした。それは次のようなものだったと思います。

1.餌になる虫を捕まえると、毒針で毒を注入し行動を麻痺させる。(この時、餌の虫を殺してしまうと、卵が孵化して幼虫になった時までに腐ってしまうので、そうならないために、麻酔をかけるように針を刺す。)

2.行動を麻痺させた虫を巣に運び、産卵する。

上のような行動が、一瞬の内に刺す位置を間違うことなく正確にできる。しかも、それは誰かに教えてもらったのでもないことの不思議について述べてあったように思います。私はそれを直接見たことはありませんが、日本でも観察できるようです。

「ファーブル昆虫記」には、他にもたくさんのことが書かれています。是非読んでみて欲しいと思います。
(龍崎邦雄・江戸川区立小松川第2中学校長)