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虫たちのソファ―福寿草
【今日のひとこと】 2008年3月19日

 
北国山形にも春が近づいています。雪を残す土手にも福寿草が咲き始めました。 さて、いち早く春を告げる福寿草、早く咲くには訳があるようです。

山形市野草園の観察員の方によりますと植物が花を咲かせるのは、子孫を増やすため。虫たちに花粉を運んでもらうため、だそうです。

まだ、風が冷たい早春、虫たちが行きたいのはどんな所だと思いますか?・・・答えは暖かい所。そこで、「福寿草」です。


福寿草の花は、パラボラアンテナのような形で太陽に向かって咲きます。この形で、太陽の熱を花の中央に集めるのだそうです。そして花の中を暖かくして、虫たちが活動しやすい状態にするんですね。

ほかのいろいろな花が咲き乱れ、虫たちがモテモテになる前に、福寿草は暖かい花粉のソファを用意して、虫たちを独占しようということなのでしょうか(^-^)。

TUYイブニングニュース・カメラマンリポートからの情報でした。
(松田明子・TUY(テレビユー山形)報道デスク)