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生物学オリンピックを目指して―近況報告 |
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3月22日に灘中学校を卒業して、4月から灘高等学校に進学します。とは言っても、入学試験があるわけでもなく、友達も先生も校舎も部活も全くそのままですので、「新たな旅立ち」といった感慨は特にありません。
部活については、剣道部の稽古に明け暮れる毎日を2年半過ごしてきましたが、試合シーズンの終了を機に、去年の10月生物研究部に移りました。生物の授業が楽しくて、もっと勉強したい、観察や実験もしてみたいと思ったこと、「創造性の育成塾」でいろんな先生方のお話を聞いて、僕も将来研究者になりたいと思うようになったこと、学校の先輩たちが数学オリンピックや物理オリンピックでメダルを取ってくるのを見て、僕も世界にチャレンジしたいと思ったこと…などが、転部した理由です。
春休みに入ってから、沖縄に春合宿に行ったほか、水生昆虫観察会にコケ観察会、アクリル標本作製の実習、コケの同定会と、連日生物漬けの毎日を送っています。今週も大阪市立自然史博物館ジュニア自然史クラブの活動があるので、その宿題のさく葉標本づくりをしているところです。
とは言っても、生物ざんまいと同時に、膨大な宿題もこなしていかなければなりません。高校から新しい同級生が加わりますし、成績が下がることのないよう勉強も一層がんばりたいと思っています。特に英語は、将来、国際生物学オリンピックに出場したとき外国の選手の方たちと交流できるように(?)力を入れており、先日、英語検定準1級に合格しました。
生物オリンピック国内予選については、昨年挑戦しましたが、残念ながら1次で落ちてしまいました。学校の先生に「今年は通ってくれよ」とプレッシャーをかけられていますし、同級生の中にも数学オリンピックや情報オリンピックの国内大会で優秀賞に入った人たちがいますので、今年の生物チャレンジはなにがなんでも勝ち抜くつもりです。
これからの高校生活3年間、生物研究と勉強に燃えます! |
(中山敦仁【1期塾生】)
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