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アルプホルンについて
【今日のひとこと】 2008年4月10日

みなさん、アルプホルンという楽器を知っていますか?

アルプホルンとは、アルプス地方の民俗楽器で、間伐材であるモミノキなどをくりぬいた大きな木のラッパのことです。本当に長い楽器で、長さは3mから4mにもなります。

日本でも、日本の間伐材を使ってアルプホルンを作り、演奏活動を行っているグループがあります。母がスイスの民俗音楽のヨーデルを歌っていることで知り合ったそのクラブで、私も今はスイスアコーディオンを一生懸命練習しているところですが、近いうちに、アルプホルンにも挑戦してみようと思っています。

近年、日本の林業は海外からの安い木材などにおされ、衰退してきています。そのため日本の豊かな森林が荒廃してしまったり、水不足や洪水、土砂崩れなども頻繁に起こったりします。また、日本が海外から木材を輸入することで、世界の森林も減少して、さらに環境問題が進んでしまいます。そんな中で、日本の林業を活性化するには、間伐材を利用することが大切だそうです。このアルプホルン作りの輪は、日本全国に広がっていて、各地の森林課(林業課)と連携して間伐材の利用促進に貢献しているのです。

みなさんも自然の中で、アルプホルンの温かい響きを体験してみませんか?
(伊藤まり【2期塾生】)