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戸塚先生のご逝去を悼み 1
【今日のひとこと】 2008年7月14日

第一回創造性の育成塾からもうすぐ2年。

戸塚先生のご逝去を知った時には、創造性の育成塾の授業の時は元気だったのでとても驚きました。

僕にとっては、戸塚先生の「始まりと終わり」の授業は物理学への興味を一段と高めるきっかけとなった授業であり、あれがなければ、量子論や相対性理論にここまで興味を持たなかったと思います。授業のときは、戸塚先生のおっしゃったことの意味があまり分からなかったことも多かったのですが、それでも面白い授業でした。

今思うと、それまでの僕は感覚的につかめる古典論に縛られていて、相対性理論さらには量子論といったものには、まったくと言っていいほど無知でした。しかし、あの授業やそのほかの創造性の育成塾の授業は物理に対する興味を深めさせて、自分を大きく変えました。

戸塚先生の授業は自分にとって、もはや革命といえるほどの授業だったと思います。

それだけ大きく自分を変えた先生が、わずか2年足らずでお亡くなりになるとは思いもしませんでしたし、今後の日本の物理学を牽引していくリーダーとしてさらなるご活躍を期待していました。本当に残念でなりません。

戸塚先生のご冥福をお祈りします。
(森雄一朗【1期塾生】)

戸塚先生との思い出について短く語らせていただきます。

今朝の新聞で戸塚先生がご逝去されたことを知り、大変ショクを受けました。

思い出せば2年前、学校でやっと化学を習い始めたような私達に物事の始まりと終わりについて、図やグラフを使って丁寧に教えていただいたことは今でもはっきりと覚えています。今、あのときのノートを見て、教えていただいた内容が蘇ってきました。

先生がおっしゃっていた「始まりはわからない事への挑戦」という言葉がとても印象強く、記憶に残っています。

戸塚先生に教えていただいたことを忘れないように、これからも学業に励んで生きたいと思います。

ありがとうございました。

(渡辺奈央【1期塾生】)