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私たちに足りないモノ

【今日のひとこと】 2008年10月29日
今日、福岡の歴史のとても長いS高校の学校説明会に行ってきました。

始めに、そこの講堂で、学校紹介のビデオがあり、その後、在校生の内4人による学校紹介、中学生からの質問コーナーなどがあったのですが、私は、とても感動した事がありました・・・。

私は、質問コーナーの時に学校の紹介をされていた先輩方に誰ともなく、受験時の心の支えになった事について、尋ねたのですが、当たり前のように、4人の先輩全員が私の質問にマイク越しで、答えてくれました。私は、4人の内、誰か一人の先輩が答えてくれるものだろうと思っていたので、少し驚きました。なにより、先輩達が、「自分も話したい。」とでも言うように、答えてくださったことが、印象に残りました。

そこから、私が参加した一年前の合宿で有馬先生が、『日本の学生は、海外の学生と比べて全体の前で、質問をしないし、一人の学生が、質問をしたら連鎖的に質問が出てくる』といったことばを思い出して、「自ら進んで、自信を持って話をした」その先輩達がとても純粋で、自主性や、自分に対する誇りが高いんだなと思いました。

これは、なにもこの高校や先輩方だけに限った事ではないのかもしれませんが、どの高校生も持っているというようなものでは、決してないと思います。

私が、今書いてきたことは、理科的な思考とは、少しずれているかもしれません。しかし、この塾の創造性の育成という観点から見れば、人の前で、堂々と自分の意見を自主的に言えるということは、とても大事だと思いますし、今の自分達に足りないものでもあると思います。私も、人前で話すのはあまり得意では、ありませんが、今日見た先輩達のように、人前で自分の意見が、自分から言える人間になりたいなと思います。
(里見 将太郎・2期塾生)