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2つの面から考える |
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こんにちは、1期生の梶川侑真です。皆さんいかがお過ごしですか?
最近の塾生の活躍は素晴らしいですね。同期の中山敦仁君は、この前のIBO(国際生物学オリンピック)で銀メダルを取ったとか。おめでとう。自分も何か頑張らなくては。(まず「何か」ではなく、目標は明確にしなくては。)
さて、今日はちょっと自分が思ったことを話してみたいと思います。
それは、「もしどこでもドアがあったなら」です。ご存知のとおり、ドラえもんの秘密道具の中でも人気の高いものです。これがあったら、どんなに便利か。しかし、今回はどこでもドアがあることでのデメリットを考えてみたいと思います。
まず、犯罪が増える。そりゃそうです。人の家や金庫の中に自由に入れて、殺人やテロをしてもすぐに高飛びができますね。
次に、経済が混乱します。自動車会社は真っ先につぶれ、しかも運輸業や公共交通機関、そして旅行会社も大打撃を受けます。それに、ファッション業界や飲食業なども遠くの所へもすぐいけることから、競争が激しくなり、総じての失業者はかなりのものになるでしょう。
ほかにもあると思いますが、皆さんも考えてみてはいかがでしょうか?
この話を通して言いたかったことは、「デメリット」です。
これから何か社会の役に立つことをしようと思っている方もいらっしゃると思いますが、その時はそのことによるメリットばかり考えるのではなく、そのことにより起こりうるデメリットも十分に考慮に入れていただきたい。
どこでもドアというとても便利な発明は、とんでもない混乱を招く可能性もあります。世の中メリットだけしかないものは存在しません。
メリットというひとつの面だけを見るのではなく、デメリットというもうひとつの面も考える。いわば常に2つの面から考える。こうすることで、社会のあらゆる事態にも臨機応変に対処でき、自分の考えを客観的に徹底して磨きなおすことで、最終的には成功を収めることができるのだと思います。
最後に、孫子(古代中国の兵法書です。興味のある方は読んでみてください)の名言をひとつ。
「智者の慮は必ず利害に雑(まじ)う」 (判断の誤らない人は、必ず利と害の両面から考える) |
(梶川
侑真 【1期塾生】) |
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