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アンドロメダ銀河

【今日のひとこと】 2010年03月25日

この前、天体観測をしました。「観測」といっても、望遠鏡をひっぱり出して星を見ただけです。「観察」と言ったほうがいいかも知れません。

幸運なことに、空気の状態がとても良かったので、アンドロメダ銀河にチャレンジしてみました。アンドロメダ銀河は、数十万光年離れたところにある銀河です。探すのが容易ではなく、父にやってもらいました。

何分も探し続け、ようやく見つかりました。写真で見るよりずっと暗く、淡いもやもやした物が映っていました。「えっ、これがそうなの?」そう思ってよく見てみると、確かにアンドロメダ銀河でした。天体の写真は、みんな嘘つきだと僕は思いました。(注1)

しかし、今考え直してみると、あのときの光は、僕の目に飛び込むためだけにやって来た訳です。それだけのために、何十万年も宇宙を旅してきた・・・。なんだか不思議な気分です。

それに、あのアンドロメダ銀河のなかには宇宙人がいるはずです。中には、銀河系に望遠鏡を向けている宇宙人もいたかもしれません。(注2)

こう書くと、ものすごく大きいスケールの話のようですが、アンドロメダ銀河は実は隣の銀河です。たった2時間の天体観察で、宇宙の広さに圧倒されてしまいました。

この感覚を、大事にしていきたいなあ。と思った夜でした。

注釈1・・・ 天体の写真は、長い時間光を集めているので、明るく映ります。
   2・・・ 実際には、光が届くのに時間がかかるので、お互い(僕と、宇宙人)を認識することはできません。(ロマンのないことを言ってしまいました。ごめんなさい。)
(荒川 稜平・4期塾生)