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「創造性の育成塾」夏合宿参加のみなさんへ
【今日のひとこと】 2010年07月05日

「創造性の育成塾」は
「創造性の育成塾」は、「日本の未来を開き、世界に貢献出来る創造性豊かな中学生の育成」を目的として、2006年に設立され、今年で第5回を迎えました。「創造性の育成塾」はノーベル賞受賞の先生方や一流の科学者、宇宙飛行士や先端科学企業の研究者、日本で最も優秀な理科の先生などによる講義や実験など、多彩な最先端科学の授業を受けることができます。参加できる機会を得た皆さんにとっては、日本で最高峰の理科の授業が体験できる貴重な機会です。

創造性とは
「創造性の育成塾」に参加する皆さん一人一人に育てて欲しい「創造性」とは何でしょう?

「創造」とは「情報を加工したり変換して価値のある新しい物や事を作り出すこと」です。その創造(活動)を支えるのが「創造力」です。その創造力を構成する力は、「分析力」「アイデア発想力」「総合力」「想像力」「判断力」などの5つの力が代表にあげられますが、これらが構成する創造力を支えているのが「創造性」です。

創造力を支える「創造性」には次の5つの要素があります。

1.思考の流暢性(なめらかさ)
2.思考の柔軟性(融通性)
3.独創性(ユニークさ)
4.問題への感受性(敏感さ)
5.具体性・綿密性(しつこさ)


独創性は、生まれながらに持った性格などで左右されることがありますが、それ以外はトレーニング(訓練や学習)で何歳からでも成長させることができます。

中学2年生の皆さんには少々難しいことを書きましたが、要するに「自分の創造性は伸ばすことができるのだ」と思ってください。

「創造性の育成塾」で心がけることは
ノーベル賞受賞の先生や著名な学者、宇宙飛行士や最先端企業の研究者の先生方などがその道の専門分野に進む切っ掛けは何かを尋ねると、「中学生時代の貴重な経験や出来事」を挙げる人が多くいます。

「創造性の育成塾」では、夏合宿を通して皆さんの「創造性を伸ばす切っ掛けづくり」を最大のねらいとしています。ですから、合宿期間中に経験することは、きっと、皆さんの人生を変えるほどの「貴重な経験や出来事」となることでしょう。

「創造性の育成塾」の経験が、確実に「創造性を伸ばす切っ掛け」となるために、塾生となる皆さんには、次のことを心がけてください。

1.何事も自分で考え、積極的に行動しよう
2.不思議だと思うことや興味・関心を持ったことを徹底的に研究し、それを続けよう
3.何事にもこだわりを持とう
4.他の人と同じ事はしない「自分らしさ」を追究しよう


「創造性の育成塾」で感動したことや憧れたこと、希望や夢は自分の一生を左右することになることを信じてください。

未来に向けて私たちの国や世界の更なる発展を考える時、物質資源の乏しい日本の国は人的資源に頼らざるを得ません。特に科学技術がますます発展するこれからの社会においては、皆さんのような理科や数学を得意とする創造性豊かな青少年の成長が待ち望まれています。

「創造性の育成塾」に参加する皆さんは、来るべき将来に大いに活躍する人材として特に期待されています。それゆえ、皆さんは胸を張って「創造性の育成塾」夏合宿に参加してください。
(中村 日出夫・全国中学校理科教育研究会顧問)
※「創造性の育成塾」夏合宿は、当HP上でのライブ配信・記事による報告を予定していますので、参加者ご関係者など、参加者以外の方もぜひ楽しみにご覧ください。(事務局)