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選考問題を考えている皆さんへ |
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<事務局より>
5期塾生の山邊くんが塾生選考問題を考えている皆さんに向けて、「山邊流」考え方のヒントを送ってくれました。
早いもので私が塾生選考問題を目を輝かせ読んでいたあの日から1年が経ちました。
そこで今回は、私の「選考問題の考え方」を一例としてご紹介したいと思います。ただコレはどういう風に考えると自分の中の独創性をより引き出せるかということで、こういう答えを書けば受かるというような「正解」ではありませんのでご注意を。
まず、いくつもいくつも案を考えるということです。なにも1つに絞る必要はないのです。いくつもいくつも考えるのは難しいという方は1つでまったくかまいません。沢山考えるにしろ、1つにしろ、結局はその案をどこまで掘り下げて、現実的な問題と絡み合わせるかが大切なのです。
メモ帳を常に持っておくことも重要でしょう。私は選考問題を印刷して常に手帳にはさんで持ち歩いて、学校への登下校中や、寝る前の布団の中、親と一緒に買い物に行く時も目をぎらぎらさせて「案」を探していました。
そもそも「案」というのは、「探す」ものだと思うのです。
懸命に机の前で頭をひねっていても、中々、これだ!というひらめきは輝いてくれません。そういう時は、自転車にでも乗って、散歩でもして、とにかく外に出て周りを見ながら案の種を考えながら探すのです。すると案外、これだ!は落ちてるものです。
案を考えたら今度は掘り下げていきます。現在の科学技術をどう応用するか、コレができたらどこがどういう風に便利になるか、より良く使うにはどうしたらいいか等、一杯考えます。この作業は案外楽しんでできるものです。楽しんでください!
案ができあがったら、誰かに見せてみましょう。そのとき見せる相手は、同学年の友達でも、先輩でも、先生でも、親でも、兄弟でもいいのです。ただし、感想を聞きましょう。ひとりで最初から最後まで考えるのは大変立派ですが、どこか客観性がなくなってしまいがちです。1度、脳内の整理をつけるのにも人に見せるというのは大切です。自分の気づかなかった所を教えてももらえますし。
さぁここまできたらあとは清書を丁寧な字ですることを気をつけましょう。封筒に入れ、郵便局に持っていったら窓口に合掌してもいいですね。(私は二礼二拍手一礼しました。ホントです。)
これらはほんの一例に過ぎません。自分のやり方でされて一向に構いません。
私の場合、選考問題を考えすぎて頭がオーバーヒートしてしまい、散歩をしている折、何の弾みかドブに足をつっこんだのがきっかけで案を思いつきました。濡れたスニーカーを肩に掛け、メモに向かってペンを動かす私を通りすがりの人はよく通報しなかったなと今でも不思議です。
最後に、「thinkに邪魔されるな、そしてfeelを恐れるな」ということを知っておいてほしいと思います。育成塾は考える、thinkということが主になってきますが、考えすぎて、無邪気な好奇心や心つまり、feelを恐れたり、忘れたりしてはいけません。thinkとfeel、一見正反対のようなこの二つの行為は何をするにしても、大切な「兄弟」です。いっつも仲良しとは行かないけど、でもお互い尊敬しあって、謙虚な「兄弟」です。
6期塾生になろうとわくわくしている皆さん。
なにより楽しんで、取り組んでください。それが一番大切です。
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(山邊
恵介・5期塾生) |
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