はやいもので、育成塾の夏合宿が終わり2ヶ月が経ちました。富士山は冠雪し、日本列島はすっかり秋化粧となっています。
先日、育成塾6期塾生のみなさんが書いた「まとめのレポート」が、webに掲載されていたので、全員分をすべて読みました。塾生が多くのことを学び、短期間に成長して郷里に戻ったことが読み取れ、とてもうれしく感じました。
学校が始まり、おそらく塾生の皆さんは再び日々の授業や行事などに追われ、またそれらに夢中になっていることでしょう。今ちょうど文化祭や体育祭で忙しかったり、定期テストで勉強漬けの人もいるかもしれません。気がつくとあっという間に時は経ち、あの貴重な日々と、得た感動は徐々に薄まってしまいます。
育成塾の合宿はゴールではありません。最終日には何とも言えない達成感や開放感に包まれたでしょうが、実は郷里に戻った皆さんは再びスタートを切ったのです。設定するゴールは人それぞれですが、きっと高い志を伴ったものであるはずです。ゴールへ向けて日常の中で一歩一歩進んでほしい。そう願っています。
そのために皆さんには、合宿で毎晩記入した日誌をいつも手元に置いて、これから時折読み返してほしいのです。
文字にして記録したことは、後になって皆さんに語りかけてくれる最高の教科書です。合宿中に感じたこと、わからなかったこと、うれしかったこと、つらかったことなど、それぞれの記述が、その後成長を重ねる皆さんへのメッセージとなります。指導員の先生方がもっとしっかり書きなさいと繰り返し言っていたのはそのためです。
中身の濃いメッセージを受けとることができる人は、手を抜かず詳細に記録した人ですね。苦労は後で報われるものです。
私も学校に戻り、毎日仕事に追われていますが、自分の目標に向けて僅かずつですが進んでいます。
「最近物忘れは多いし、体力がなぁ~・・・」なんてぼやくこともあるのですが、有馬先生のしゃきっとした姿を見るたび、挫けへこんだ自分を奮い立たせています。
『poco a poco』です。
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