僕は今、筑波大学の「未来の科学者養成講座」というのに入っていて、大学生にサポートをしてもらいながら、『蝶と蛾』の研究をしています。その一環としてモンシロチョウの幼虫を使って実験をしています。
実験を行った動機は今年の春型のアゲハチョウが去年に比べて一回り小さかったことに気づき、気温と何か関係があるのではと思ったからです。
実験の内容は気温と餌の量を調整して幼虫を飼い、その成長度合いの違いをみるというものです。
方法としては以下の通りです。
① 野外でモンシロチョウを捕まえてくる。
② ペアを作り、交尾させて卵を産ませる。(なかなか都合よく交尾してくれなくて大変)
③ 1cm位になるまで育てる。
④ ABCDに分ける。
A、常温で育てる。餌はキャベツ10cm×10cm
B、常温で育てる。餌はキャベツ5cm×10cm
C、低温で育てる。餌はキャベツ10cm×10cm
D、低温で育てる。餌はキャベツ5cm×10cm
⑤ 毎日餌を交換し、平均のサイズを計る。保冷剤と畜冷材を使って温度を下げ、発泡スチロールの箱を使って温度を保ちます。
下の写真がその実験装置です。
しかし実際のところ③の段階でほとんど死んでしまい、データがあまりとれず、差が出ても個体差なのかわからない状況です。次にやる時はより多くの幼虫を使い、そしてもうちょっと早く実験を開始したいと思います。
皆さんもぜひ自分のやりたい事を見つけてみてください。もうやってると言う人はぜひ頑張ってそれを続けて発展させていってください。一緒に頑張りましょう。
|