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エステルの研究

【今日のひとこと】 2012年03月27日
皆さんこんにちは。創造性の育成塾 第6期塾生の馬籠恭平です。春の総会をとても楽しみにしています。

僕の所属する開成学園 理化学部では、毎年8月下旬の合宿において、部員たちが日ごろの研究の成果を発表する「研究発表」というものがあります。今年は、その中間報告ということで4月2日に発表会が開かれることになりました。

僕は昨年9月から「エステル」(※)について研究してきました。
テーマは、「世界中で使われているエステル 生産の効率化を図るにはどうしたらいいか」ということです。

薬やプラスチック製品など、様々な場面で使われるエステルは、人々にとって不可欠なものです。しかし、資源には限りがありますから、生産する際に効率化して収率アップしなければならないのです。
そのためには、どういう工夫をすればいいのか、実験台の上でですが、考えてみました。また少しですが、「触媒」にも触れてみました。

今回は1つのエステルについての研究でしたが、これから8月に向け、他のエステルについても研究したいと思っています。

研究発表 「エステル合成 ~収率向上の秘訣~」 馬籠 恭平 (PDFファイル)

※ エステルとは
分子構造にエステル結合(-CO-O-)を持つ化合物の総称。酸とアルコールの脱水反応で生成される。
低分子のエステルには香りを発するものが多く、身近なものには、香料に使われる安息香酸メチルや、有機溶剤として用いられる酢酸エチルなどがある。また、エステル結合の重合によってできるポリエステルは、繊維や樹脂として広く使われている。
(馬籠 恭平・6期塾生)