お久しぶりです。6期生の茂木です。
7期生の皆さんは、富士山は楽しかったでしょうか。生物大好き、得体の知れないもの大好きの僕にとっては、富士山自然観察は、夏合宿の中で最も楽しい行事でした。ナミウズムシ(※)の再生実験もあったそうで、羨ましいです。
ところで、唐突ですが、今回の日本生物学オリンピックに出場してまいりました。
結果は惜しくも敢闘賞で、敗因は予選の点差を本選で取り返しきれなかったこと、具体的には予選で遺伝の計算をうまくできなかったこと、そして実験試験の時に細かい数値をよく見ていなかったことだと思います。来年は代表選抜試験に残れるように勉強してまいります。
というわけですので、老婆心ながらこれから日本生物学オリンピックに出場される予定のある方々へ、2~3アドバイスをさせていただきます。
1つ目は、予選で点数を取れるだけ取っておくことです。当たり前のことだと思われるかもしれませんが、意外に予選結果は全体の点に大きく響くもので、実験試験で相当に良い点を取らない限り、まず逆転は不可能であると言ってよく、実際、ほとんど予選順位と本選順位は同じでした。もちろん、100位より上に食い込まなければ決して本選には出場できません。
2つ目は、試験に多く出る分野をしっかり勉強することです。予選に向けては遺伝学、本選に向けては数学を勉強し、参考書のコラムをしっかり読んでおきましょう。
来年は、みなさんの中から多くの人が本選に出場することを楽しみにしております。
では、地学頑張ってまいります。
(※)ナミウズムシ(Dugesia japonica):日本でもっとも多く見られるウズムシ。比較的水質の良い湧水や河川に生息し、「プラナリア」と呼ばれるのはこの種であることが多い。
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