今回ノーベル物理学賞を受賞したのは、50年以上前に渡米し、素粒子理論の土台を築いた米シカゴ大名誉教授の南部陽一郎さん(87)、これを引き継ぎ、昭和40年代に発展させた高エネルギー加速器研究機構名誉教授の小林誠さん(64)、京大名誉教授の益川敏英さん(68)。
授賞理由は、素粒子物理学の研究、「小林・益川理論」と「対称性の自発的な破れ」による貢献。宇宙や物質の成り立ちにかかわる根源的な現象を解明し、素粒子物理学の基礎となる「標準理論」を構築した功績が評価されました。
写真提供:高エネルギー加速器研究機構