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おめでとう!1期塾生の中山敦仁くん、生物学オリンピック日本代表に!
【ニュース】 2008年12月06日


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第20回国際生物学オリンピック(来年7月、茨城県つくばで開催)日本代表決定記者発表会が、6日、東京ステーションコンファレンスで開かれました。 応募者約2500人の中から、日本代表としてチャレンジする4人が決定、発表されました。

中山くん、代表に
4人の中には、「創造性の育成塾」からチャレンジしていた1期塾生の中山敦仁くん(灘高校1年=写真)の名前がありました。このHPで、何回か中山くんの挑戦を紹介してきましたので、塾生の皆さんにとっても大喜びのニュースだと思います。

中山くんは、このHPの「今日のひとこと」コーナーでも紹介してくれたように、学校でも生物研究部に所属、自宅近くの長居植物園の補助スタッフとして参加したりと、自ら生物漬けの毎日を送っています。生物がテーマであった、今年8月の第3回「創造性の育成塾」夏合宿にも塾生OBとして特別参加。合宿中にも、地元大阪で開かれている「コケサロン」にも参加するほど興味を持つコケの採取をしに散歩に出るなど、生物に対して、普段から飽くなき興味を持ち続けています。

2次試験の時には「問題が難しかったです。3次試験までの3ヶ月、頑張ります」と話していた中山くんですが、見事に3次試験を突破、日本の高校生を代表する4人に選ばれました。

この日、記者発表会に出席した中山くんは、「世界中のいろんな国の選手とお話できるのも楽しみにしています。ホスト国の代表として、日本の良いところも伝えたいと思います」と話しました。

また、「創造性の育成塾」塾生に向けて、「金メダル狙ってます」と力強く宣言。「『創造性の育成塾』に参加して、『科学ってどうやって勉強すればいいのか』ということを学びました。応援してくださって本当に感謝してます。これからも、「創造性の育成塾」を通して、いろんな人が科学に興味を持ってくれたら嬉しいです」とメッセージを送ってくれました。

日本代表の4人
第20回国際生物学オリンピック日本代表に選ばれた4人は以下の通り。

・大月亮太(千葉県船橋高等学校2年)
・中山敦仁(灘高等学校1年)
・谷中綾子(桜蔭高等学校1年)
・山川眞以(桜蔭高等学校2年)

(写真右から中山くん、谷中さん、山川さん 大月くんは試験のため記者発表会欠席)

4人とも、「選ばれてびっくりしていますが、日本発の金メダル目指して一生懸命頑張りたいです」(大月くん)「勉強を重ね、最善を尽くします」(谷中さん)「良き師に出会えたことが、今に至る最大の要因です。頑張ります」(山川さん)と、代表に選ばれた喜びと、国際大会に向けた決意を語りました。

初の日本開催に向けて
初めての日本開催となる第20回国際生物学オリンピック開催に向けて、国際生物学オリンピック2009組織委員会の井村裕夫委員長は、選手に「ぜひ、金メダルを取ってもらいたい」と期待。「日本で開催することで、多くの日本の若者にも科学に興味を持ってほしい」とその意義を述べ、進化論を提唱したダーウィンの生誕200年の年に開催されることにも触れ、「来年7月の国際大会にチャレンジする若者の中から、21世紀のダーウィンが育ってほしいと思っている」と話しました。

また、開催に向けての準備状況を聞かれると、「抜かりなく、順調に進んでいます」と強調。ホスト国としての自信を見せました。


代表選手4人は、今後特別教育を経て、来年7月に国際大会に挑みます。

難関を突破して日本代表の4人に選ばれた中山くん、本当におめでとうございます。これからの挑戦も、皆さんで応援しましょう。

(事務局:伊奈恵子)