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「春季総会・同窓会 2013」が盛会に終わりました

【ニュース】 2013年4月5日

平成25年(2013年)3月28日、東京・北の丸公園の科学技術館にて、「創造性の育成塾」春季総会・同窓会を開催しました。塾生(1~7期生)及び保護者・ご家族の方およそ300名が参加し、会場は賑わいました。


総会冒頭の挨拶で、有馬朗人塾長は
「日本の若者におおいに活躍してもらいたい。そのためにはまず、自信をもってほしい。 そして日本人は創造性をもっていることを自覚してほしい。」と述べました。
そして、「創造性をどうやって育成するか、どのように創造性を進めていくか」という当塾設立の思いを語り、優れた人やパイオニアの仕事をした人から直接話を聞くことが大切であるとし同時に、自分が好きなもの、本当に面白いと思ったもの、不思議だと思ったものに対して、妥協せず、とことん調べてほしいとメッセージを送りました。

続いて、ノーベル物理学賞の小柴昌俊先生、そして宇宙飛行士の山崎直子さんによる講演が行われました。

まず初めに、「やれば出来る!」という題で講演された小柴先生。
「カミオカンデ」(※)設立に至るまでのエピソードや、様々な困難に遭遇しても諦めないで続けてきたことが結果につながったことなどをお話し、
「物怖じしないで、いろんなことを試して経験してみる、そのうちに『これなら僕やれるよ!私やりたい!』と感じることがあるものに出くわすかもしれない。やり始めると、困難に出会ってもやめる気がおきない。そういうものをみつけて取り組むことはとても大事で、そしてやればできる!」と塾生たちにエールを送りました。
(※地下1000mに存在するニュートリノ観測のための実験装置)

次に、第2回夏合宿の講師でもある宇宙飛行士の山崎直子さんは、
はじめに、「Wonderful(すばらしい!)」は「Wonder(未知)」の語源からきていることを紹介。「宇宙もまだまだわからないことだらけで、人生も一緒である。明日、未来のことはわからない、それは『ひとつに道は決まってはいない』ということ。自分が働きかけることによっていろんな可能性が出てくる。だから素晴らしい!」と塾生たちに呼びかけました。

さらに、ご自身が宇宙に行くまでの思いやその道のり、そして原動力となった事柄などをまじえ、様々な角度から宇宙の素晴らしさ、科学と技術の面白さや醍醐味をお話しいただきました。

そして、4月から大学1年生になる3期塾生・代表として、中塚俊樹くんと小林実可子さんが、それぞれ育成塾で学んだこと、将来の目標などを発表し、春季総会を締めくくりました。

 
 (3期塾生:中塚俊樹くん)     (3期塾生:小林実可子さん)

総会後、1期塾生・佐々木 駿くんの司会で、同窓会がスタート!

 
(1期塾生:佐々木駿くん)                                     

公務を終え駆けつけた下村博文 文部科学大臣は、「創造性溢れた共通する人達の集まりだからこそ、今日の同窓会がある、素晴らしい!」と讃え、
「このつながりでお互いが喚起され、刺激し合い、将来、世界トップレベルの学問でリーダーとして活躍されることを期待している」と塾生たちを励ましました。




続いて、塩川正十郎先生が乾杯の挨拶を行い、夏合宿で何回も教鞭をふるった鈴木寛 元文部科学副大臣が来賓挨拶を行いました。

 
 (塩川正十郎先生)            (鈴木寛先生) 

久しぶりに再会した仲間の活躍する姿や、お互いの近況報告をしあう塾生たち。
皆様にとって新たな門出となるこの時期に、春季総会を開催出来ましたことを、スタッフ一同、御礼申し上げます。

そして、未来を担う塾生たちの更なる飛躍とご活躍を心からお祈り致します。

春季総会・同窓会の様子は、下記のアドレスより動画にてご覧頂けます。

「春季総会・同窓会 2013」 
http://juku.netj.or.jp/event/20130328/

(事務局 スタッフ一同)