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夏合宿 塾生によるまとめ 6
【今日のひとこと】 2008年8月22日

「日本の未来を開き、世界に貢献出来る創造性豊かな中学生の育成」を目的として、開講された「創造性の育成塾」。
「生物」をテーマとした第3回夏合宿で、利根川進・ノーベル生理学医学賞受賞者、毛利衛・日本未来科学館館長、宇宙飛行士を始めとする、今年も豪華な講師陣に恵まれ、充実した9日間を過ごした塾生たち。
彼らが何を学び、何を得たのか、9日間を過ごした塾生の感想文を掲載します。

合宿に参加しての印象
僕はこの塾を受けて、次のような感想あるいは印象を持った。

一つ目は様々な有名人の学者さんなどが来た事。僕はその人の目の前で生の目で見た事はなかった。だから、少々は緊張していた。さて、その方々が調べていたものや、勤めている仕事に関わる事など講義していただいた。それまで図鑑や百科事典などでしか知ることができなかった事があった。しかし、講義していただいたことにより、さらにわかりやすく内容が分かったのでうれしかったです。

二つ目は充実した実験・観察である。実験・観察は二種類に分けられる。それは実験と観察である。

まず実験から説明する。題材はそれぞれの講義の実験によって違うが、共通する事は、特別講師の講義の前にする予備的な実験題材。身近なものからなじみのない事までの不思議な出来事や物事などを実験題材としたもの。これらの二つのどちらかに当てはまる。内容は身近な物から特別な物まで学校ですらやらないような内容だった。ので、とても興味があった。

次に観察を説明する。観察はたいてい教科書でいう二分野の内容を観察題材としたものが多かった。内容は何が出てくるかが予想できないものが多かった。この山梨県からははるか多くから観察の対象となる物を運んで来たりなどすばらしいものが多かった。

三つ目は、事務的な事が大変だった。

四つ目は難しかった講義だ。いきなり英語や専門用語が出てきて使われた。だから途中で分からなくなる所もあった。でも、部分的に分かる所が必ずあってよかったと思う。

さて、これまでが僕のこの合宿での感想、あるいは印象である。そして、僕はこの合宿で色々なことを体験する事ができた。その事を忘れないようにしていきたいと思う。

最後に様々な形で手伝って下さった方々におせわになりました。ありがとうございます。
(21番  島田和弥)

創造性の育成塾で吸収したこと
僕がこの創造性の育成塾のことを知ったのは、地元の新聞にのっていたからです。その後ホームページでよく見て応募を決めました。この合格が決まったとき、その通知は学校に届きました。突然先生に呼ばれ、みんなに「おまえなんかやらかしただろ」といわれ、緊張して先生のところへ向かい、合格を知ってとてもよろこんだのを今でもおぼえています。ですが、いざ来るとなると、不安や緊張でいっぱいでした。ですが、実際に来てみると、友達もたくさんでき、楽しかったです。

一番最初の授業を受けたとき、学校では習わないような、レベルの高い話が出てきて、正直これから自分がついていけるかが心配でした。ノーベル賞を受賞された利根川先生などの有名な先生方が来れば来るほど自分ががんばらなければならないというプレッシャーになりました。

今回の創造性の育成塾一番心に残った授業は、8月6日の4、5時限目に行なわれた、毛利さんの宇宙についての授業です。実際に宇宙に行ってみて、地球はどのように見えるのか、宇宙では地球とはちがうどのような現象がおこるのかなどを、実際の写真や映像を使ってわかりやすく教えてくださり、宇宙についてよくわかりました。また、写真や映像を見ることで、宇宙への関心が深まり、宇宙に行ってみたいという気持ちが強まったような気がします。

今回の育成塾で学んだことは、なにごとも強い気持ちでのぞんでいかないといけないということです。たとえ失敗しても、それが成功につながると信じて、なぜ失敗したのか、成功するためにはどうすればいいのかを考え、なにごとにも挑戦していきたいなと思いました。

今回の育成塾は、自然豊かな山梨でおこなわれました。僕は地元の宮崎が大好きで、できれば県外へ出たくないと思っていたのですが、山梨もいいところだなと思いました。

今回この創造性の育成塾に参加することができてよかったです。関係者のみなさん、本当にありがとうございました。
(22番  新澤津桂太郎)


この塾について
僕が育成塾に参加した理由は理科が好きだった、それだけです。これを知ったのは母が新聞の広告を見て、やってみたら?と言われ、やって見ることにして、運良く参加できることになってとてもうれしいと思っています。

この理科のジャンルの中で、みっちり受けた授業のうち、興味をそそられたのは利根川先生や毛利先生の授業です。利根川先生は名を知っていたけど、なにを研究してノーベル賞をとったのかは知らなかったので、それを知れて、さらに授業が受けられて、とてもよかったです。毛利先生の授業では質問形式で、とてもおもしろかったです。それとBASFの方々の授業の虫たちがとても印象にのこっています。

この塾に行く前の東京駅で、“8日間ずーっと勉強か…テニスもなしで…”と思っていたこの塾、スタートしてみるとものすごく短く感じられました。

この合宿、テニス部の試合を休んできてよかったな…と思いました。この塾の中でのことを心に刻み、一生の宝物にしたいと思います。ずいぶんと子供っぽい文面になってしまいました。

最後に、この九日間、運営委員や、関係者の方々本当にありがとうございました。
(23番  中下春樹)


創造性の育成塾で考えた事
8月4日ここに来て初めての授業は有馬先生のとても細かい世界のことでした。この後数人の人が質問して、質問の内容がかなりすごいと思いました。この日の3時限目くらいからみんなかなり頭がよさそうで勉強できそうだと思いました。なのに私は、授業は分からない時が多くてついていけなかったです。でもとても楽しかったです。

私が特に楽しかったのは毛利先生の授業です。毛利先生は「なんのために勉強するんですか?」とみんなに聞きました。あてられた人のように「なぜ」とくりかえされるとわからなくなります。毛利先生によると人間は人の役に立つことがうれしいからだそうです。次に「宇宙にいきたいと思ってる人はいますか」と言われた時はもしかしたら宇宙の生き物にあえたり人間が住める所を見つけられると思いましたが機械が故障して死んだらこわいと思ったので手は挙げられませんでした。でも今は宇宙で生き物が見つかったり何か新しい物を見つけられるほうがうれしいと思います。事故で死ぬんだったらふつうに生きていても何かしらで死んでしまうんだから別にいいと思います。でも勉強が全体的に苦手なのでなれるかわかりませんが、将来なりたい職業の1つに入れました。

DNAのことで思った事ですがすべてを知ってしまうのはこわいかもしれないと思いました。

学校で1年生の時「創造性の育成塾」のプリントをもらいました。応募した理由はこんなにすごい先生に私の好きな理科を教えてもらえるならあとで「出しておけばよかった」と思わないように落ちると思うけど一応出しただけでした。そして私は「月で植物を育てるには」というのを選びました。でも今でも私の出したアイディアのどこがよかったか分かりません。それでもこの学習を通してどれだけまなべたかわかりませんが選んでくれてありがとうございました。
(24番  中嶋瞳)