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生物学オリンピックインド大会国内予選 最終選考で10人から選手団4人へ
【第6回】 2008年1月25日

前回は2009年の国際生物学オリンピック「つくば大会」に向けたスケジュールをご紹介しましたが、今回は今年のインド大会に向けた残りのスケジュールをご紹介します。

3月15・16日 最終選考
昨年末に2次選考が行なわれた第19回国際生物学オリンピックインド大会国内予選ですが、選考を受けた25人の中から、10人が選抜されました。この10人が、3月15日と16日に東京の科学技術館で行なわれる最終試験に挑みます。 最終選考では、今までと同じようなペーパーの試験に加え、先生方による面接試験も予定されています。 学力に加え、科学を学ぶ姿勢や、世界大会に挑む積極性なども考慮して、選手を選抜したいとのことでした。そしていよいよ、国際生物学オリンピックに日本の代表選手として出場する4人が決まります。

3月末から特別教育
この4人が決まると、3月の末から早速、特訓ともいうべき特別教育が始まります。合宿形式の特別教育はインド大会までに全部で3回。3月と5月と6月に、それぞれ2泊ずつ、筑波大学で行なわれる予定です。大学の施設を使い、実験などを中心に集中して授業を受けます。この合宿教育のほかにも、インターネットなどを使い、この3ヶ月間でオリンピックを目標に、国際的に対抗できる学力を養います。

7月13日 インドに向け出発
そして、出発直前に壮行会を開き、7月13日にいよいよインド・ムンバイ(旧ボンベイ)に出発。1週間の滞在で、実験と論文でメダルに挑戦。同時に、世界各国の高校生と交流を持ちます。最後に表彰式を経て、帰国します。 いよいよ、1400人から選ばれる4人の日本代表が決まります。 ※先日ご紹介した2009年つくば大会までのスケジュールが、JBOのHPで発表されました。試験やスケジュールの詳細は、こちらをご覧ください。
(事務局:伊奈恵子)
取材協力:国際生物学オリンピック日本委員会・日本科学技術振興財団