ベトナム・ハノイで行われている、「第39回国際物理オリンピック」 (7月20日~29日)で、日本が派遣した代表の高校生たちが、金・銀・銅の各メダルを獲得しました。(昨年は金2、銀2、銅1)
今回のベトナム・ハノイ大会には、82の国と地域から370人の高校生が出場し、得点順に金メダル上位46人、銀メダルは47人、銅メダルは78人で、毎年優秀な成績をおさめている中国は、今年も5人全員が金メダルでした。
日本代表の結果
・ 金メダル:兵庫県、灘高等学校3年生の 村下湧音 くん (2年連続の金メダル受賞)
・ 銀メダル:東京県、筑波大学付属駒場高等学校3年生の 松元叡一 くん
・ 銅メダル:広島県、広島大学付属福山高等学校3年生の 吉田周平 くん
金メダルの村下湧音くんは、
「僕にとって3度目にして最後の国際物理オリンピックで金メダルをとり、日本チームに貢献できたことが大変嬉しいです。これからは後輩たちにこの経験を伝えて、日本チームに貢献していきたいです。後輩に金メダルを獲らせます。」
と感想を述べていました。
引率した物理チャレンジ・オリンピック日本委員会委員長の北原和夫先生は、
「理論問題が新しい傾向だったので、選手は苦戦をしたように思います。しかし、(オリンピックだけでなく)どのような課題にも挑戦できる基礎的な論理力、持久力、表現力を鍛えることが、教育の基本であるとの思いを新たにしました。選手諸君、よく頑張ってくれました。」
と振り返りました。
今回のオリンピックで出された試験問題
●理論問題:「水力式米つき機に関する問題」、「排気ガスによる汚染の循環に関する問題」、そして純粋に物理の問題として、「チェレンコフ放射に関する問題」
●実験問題:結晶の凝固点の測定と太陽電池の発電に関する問題
引率団によると、「実験問題は理論問題に比べ、素直な問題だった」といいます。
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