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日本代表団快挙!初の金メダル獲得!! |
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つくば国際会議場(茨城県つくば市)で、18日、13日からつくば市で開かれていた第20回生物学オリンピックの表彰式と閉会式があり、長い戦いの結果が発表されました。
日本代表4人の成績は、以下の通り。
・大月 亮太 くん 金メダル
・中山 敦仁 くん 銀メダル
・谷中 綾子 さん 銀メダル
・山川 眞以 さん 銀メダル
(写真は左から順に、中山くん、谷中さん、大月くん、山川さん)
国際生物学オリンピックでは、全参加者の、上位10%に金メダル、次の20%に銀メダル、次の30%に銅メダルが授与されることになっています。
過去最多の全60ヶ国(選手出場は56ヶ国)、221名で競われた今回の生物学オリンピック。表彰式では、金メダルが23名、銀メダルが46名、銅メダルが68名に授与されました。これまで1度も金メダルを獲得したことがなかった日本勢は、ホームグラウンドで、快挙とも言うべき成績を修めました。
金メダルを獲得した大月くんは、「びっくりしました。教えてくださったたくさんの先生方に本当に感謝しています」と話し、生物学オリンピックを通して、何か将来につながったことがあるかと聞かれると、「生物系の学者になりたいです。今回いろいろな海外の方と交流して、生物って楽しいなと再確認し、やっぱり自分はこの道を進んでいきたいと思いました」と目を潤ませる場面も。
また、選手はそれぞれ、「すごく嬉しかったです。問題もとても面白く、参加できたことに本当に感謝しています。」(中山くん)
「自分の生物学の実力が、世界でもそんなに悪くないんじゃないかと思えたことが自信になりました。生物学オリンピックを通して、生物学とは一生をかけるに足る学問だと思いました」(谷中さん)
「感無量です。ここに来るまでの間、たくさんのことを教えていただいて、私はまだまだだなあと思いました。私の中ではまだまだこの大会は終わらないです」(山川さん)
と、それぞれ受賞の喜びと、大会を通じて得たものを語りました。
表彰式では、各国の選手が、名前を呼ばれる度に歓声を上げ、自国の選手の受賞も、また1週間生活を共にし、共に戦った他国の仲間の受賞を喜びました。
トップ3の成績を修め、特別賞を受賞したのは、
第1位 Yangzi Dong(シンガポール)
第2位 Jonathan James Liang(USA)
第3位 Wei Han Tan(シンガポール)
の3名。
日本の大月くんは、全体で第6位でした。(写真左)
国際生物学オリンピックのPoonpipope Kasemsap会長は、「大会中に、皆さんすばらしい友達ができたと思います。今回は削除問題が一つもないという非常に質の高い問題が準備できました。準備をしてくれたすべての人に感謝します」と今回の大会を振り返りました。
多くの選手は、今回の大会で初めて来日。日本の感想を尋ねると、「人がとても親切で感動した」「お寿司や刺身など、食事がとてもおいしかった」と、好印象を語りました。
閉会式後のフェアウェルパーティーでは、日本代表団が折り鶴で作った首飾りを全員にプレゼント。それぞれ、互いの健闘を称え合い、残り少ない時間を惜しんで、交流を深めていました。各国の出場選手団は、明日、日本を発つ予定です。
「創造性の育成塾」1期塾生の中山くん(写真右)は、受賞の喜びを語りながらも、「本当は金メダルがよかった」と、少し悔しそうな顔。まだまだ、これからも上を目指す向上心を見せてくれました。「創造性の育成塾」塾生から、初めて出た科学オリンピック受賞者。
中山くん、おめでとうございます! |
(事務局:伊奈恵子)
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