8月7日 1時限目
【課外授業①】富士山五合目自然観察
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今日は、初めての課外授業。
午前中は、富士山で自然観察を行いました。朝、研修所からバスで、富士山五合目に向け出発した塾生たち。
(写真1)
富士山5合目は、気温12度。
薄手の上着をはおりながら、持ってきたデジカメで早速、記念撮影。
(写真2)
塾生たちの到着を待っていたかのように、雲の切れ間から、太陽が顔を出しました。
石を集めるのが好きな野口高弘君は、早速、穴のあいた溶岩の石を発見!
「富士山は初めて。もう一生来ないと思うから」といろんな種類の石を手にとっていました。
塾生たちは、2つの班に分かれてボランティアガイドの説明を聞きながら、約2時間コースの道を自然観察しながら進みます。
(写真3)
富士山5合目は、標高2300m。
5メートルを超える樹木が存在できる限界の高度、森林限界とよばれる一帯です。
1万年前、氷河期が終わった頃に噴火を始めた富士山には、玄武岩が多く見られます。
足元に落ちている小さな石は、富士山の溶岩。鉄分が多く含まれているため、赤い色をしています。
(写真4)
30分ほど歩くと、すっかり景色も様変わり。植物の種類や、雲の高さも違います。
「植物は水と光がなくては、育ちません。」とガイドさん。
丈の低い植物が、ポツポツとまとまって生えています。これは雪解け水により作られたくぼみの部分にわずかに土が溜り、そこに植物が育ったのです。
(写真5)
塾生はコケモモ、ハクサンシャクナゲ、富士山特有の植物「ベニイタドリ」や、蝶々の「フジミドリシジミ」など、初めて見る昆虫や植物に、しゃがんで覗き込んだり、触ったり、写真を撮ったりしながら進んでいきました。(写真6)
雲が晴れて山頂が見えた頃、塾生が「あの白いのはなんですか?」と山頂部分を指差しました。
(写真7)
山頂部分に若干の雪が残っていたのです。この時期に見る雪に塾生は歓声を上げました。
(写真8)
「緑が多くてとても気持ちいい!」「雲がきれい!食べた~い!!」と女の子たちの歓声が聞こえたり、
「蝉の声がまったくしない」など塾生たちの感想も様々。
植物観察を終えた塾生たちは、持参したデジカメで撮影した写真を、見せ合いながら、今日の富士山の自然観察を振り返りました。
研修所に戻るバスの中は、なぜかみんなで大合唱!またひとつ楽しい思い出が増えたようです。
(事務局・松尾)
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