8月7日 2時限目
【課外授業②】リニアモーターカー見学
研修所で昼食を取った塾生たちは、再びバスに乗り込み、都留市・山梨県立リニア見学センターへ。
2005年「愛・地球博」での、リニアモーターカーの展示も記憶に新しく、この見学を楽しみにしていた塾生も多かったようです。全員がデジタルカメラや携帯を手に、バスから降り立ちました。
現在、完成している山梨実験線(18.4km)のうち、トンネルから出る「明かり区間」約1,500メートルの中ほどに隣接して建つ見学センター。
3Fが展望室になっており、試験走行時には、走り抜けるリニアモーターカーを見渡すことができます。
2Fの展示室で、写真やメモを取りながら見学していると、程なく『リニアモーターカー発車』のアナウンスが入り、全員3Fへ。
「時速500km」での走行に備え、一般客に混じってカメラを構える塾生たち。と、うなりと共になめらかな車体がトンネルから出現! ガラスの向こうを一気に駆け抜けていきました。
「速い!」
一斉にシャッターを切ったものの、あまりの速さでタイミングが合わず、思ったように撮影できた塾生はごくわずか。
幸い、実験線は直線のため、試験走行では何度も往復を繰り返します。今度はいつ通過するのか、モニターで走行中のリニアの位置を確かめながら、納得のいく写真や動画が撮れるよう、塾生はそれぞれチャンスを狙っていました。
リニアモーターカーの走行を目の当りにし、展示室に戻った塾生たちは再び資料を見直し、「前に進む仕組みは?」「カーブでレール外に飛び出してしまわないのか?」と、展示だけでは理解しきれない多くの疑問を口にしていました。
分かったことよりも、多くの「?」に気づいたリニアモーターカー見学。
超伝導の第一人者・北澤宏一先生の授業に向けて、それぞれ課題ができたようです。
(事務局・経塚)
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