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8月6日の時間割 3時限目

 

13:00~14:30

中西 友子 (なかにし ともこ)先生

東京大学大学院農学生命科学研究科 教授

講義「植物の生命活動を見る」 

  

授業内容

3時限目は、東京大学大学院の中西友子教授の講義。植物中の水の動きを観察するため、中性子線によって可視化する独自の手法を開発した、アイソトープによるリアルタイムイメージングの第一人者です。東京大学大学院を修了後、国内やアメリカなどで様々な研究に携わってきた中西先生は、講義の冒頭、「大学に入って、サラリーマンになって、というワンパターンな考えはやめて、自分のやりたいことを貫くと、道は開けると思います」と、挨拶しました。

「皆さん植物は動かないと思っていますが、実はとてもよく動いているんです」と中西先生。イネの根の動きを撮影した動画で、根に目があるかのように障害物をよけて動いている様子を紹介しました。

そして、未だ解明されていない生きた植物中の水と元素を調べるために、中西先生が研究している中性子ラジオグラフィーの概要と特長について解説。中西先生が開発した装置で撮影された、チューリップの中の水の像や、葉の中でのリンの動きなどをスライドで紹介しました。
中西先生は「実験や研究と言うとかっこいいイメージがあるかも知れませんが、自分で装置をつくるのに奔走する地道な作業です」と研究の苦労も語りました。

授業はストリーミング動画で公開中。ぜひご覧下さい。

→当日使用された資料をダウンロードする

動画で見る

 

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講師プロフィール

生きた植物の情報伝達がどのように行われているかを調べるため、「植物中の水の動き」に着目し、中性子線によって可視化する独自の手法を開発した。アイソトープによるリアルタイムイメージングの第一人者。 1978年 東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。財団法人実験動物中央研究所を経て、日本ゼオン株式会社技術開発センターで研究員として経験を積む。同社在籍中の83年から、米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校脳腫瘍研究所、同大バークレイ校ローレンスバークレイ研究所、M.Calvin Lab. (Chemical Biodynamics)で博士研究員として2年間留学。2000年「植物における水および微量元素の挙動」の研究で、自然科学の分野で優れた研究業績を修めた女性科学者に贈られる第20回「猿橋賞」を受賞。2001年より現職。