第8回夏合宿-HOME  > 授業レポート

 
   
 
  

 

 7月31日 (水) 1時限目

 

9:00~

有馬 朗人

「創造性の育成塾」塾長

「開塾式」

 

 

⇒授業の資料(PDF)

 

 

冒頭、論語を用いて中国からの留学生を歓迎した有馬先生。
東洋人は自然科学や技術が得意であると題し、講義を始めました。

 

中国における紀元前の様々な発明―紙や磁石、鉄鋼技術などを紹介し、近代以前は西洋より東洋の方が科学技術は進んでいたと話す有馬先生。

続いて、東西の感性の違いについて、自然の見方や建物や自然の中の対称性を例に挙げて紹介。庭園の写真を示しながら、西洋が左右対称を忠実に守っているのに対して、中国は左右対称を破る、日本は最初から意識していないと解説しました。

 

その上で、東西の対称性に対する考えの違いが、物理学の研究において影響があるのかというテーマに。
西洋の物理学者は物理法則における対称性を大切にし、保存則は破れないと信じていたが、
対称性を頑なに守る必要はないと柔軟に考えた中国の研究者たちが、その破れを実験によって証明した功績を紹介しました。
そして、それに触発された日本人の科学者たちが残した、数々の研究について、有馬先生流のユーモアを交えて説明。塾生達も興味津々に話を聞いていました。

 

文化や芸術で東西の違いははっきり見られるが、物理学での考え方に関してもその感性の違いがあるといい、「東洋人はもっと科学や技術に自信を持つべきだ」「自然にはまだまだ解明されていないことがたくさんある。自信と志を持って進め」と塾生にエールを贈りました。