第8回夏合宿-HOME  > 授業レポート

 
   
 
  

 

 7月31日 (水) 2時限目

 

10:10~

鈴木 章

北海道大学名誉教授
(ノーベル化学賞 受賞者)

講義 

「有機化合物の新しい合成法」

 

⇒動画で授業を見る

 

 

資源をもたない日本が生き延びていくためには、付加価値の高い物を生産して海外に発信していかなければならない。そのために、若い人が科学・工学の高度な知識を身につける必要がある、と呼びかけて講義をはじめた鈴木先生。数学が大好きで、大学では数学を勉強したいと思っていたが、“2冊の本との出会いが化学への道を決意させた”と、ご自身の経験を語りました。

 

有機化合物は炭素と炭素の結合を基本とする物質で、先生の業績である鈴木カップリングとは、新たな炭素と炭素の結合をつくる反応であると紹介。

 

鈴木カップリングは非常に多様な場面で利用可能であることを、様々な物質同士の反応を例に出しながら解説。どんどん高度になっていく講義に塾生は必死に食らいついていました。

 

 

  

「研究生活で大変だったことはなんですか」との塾生の質問に対し、「研究は自分では成功すると思ってやっているものの、ほとんどが失敗に終わるものである」と語った上で、「人生一般においても、うまくいかないことが多いのが普通である。あまり神経質にならず、おおらかな気持ちを持つことも必要。もちろん、一生懸命努力はしなさい。」とおっしゃいました。 また、化学を専門にしたいという塾生に対して、「化学に打ち込むだけでなく、物理や生物など他の理系科目もしっかり勉強してほしい」とアドバイスをしました。