第8回夏合宿-HOME > 授業レポート
7月31日 (水) 5時限目
16:10~ 宮本 一弘 開成中学・高校教諭
実験 「水の電気分解」 |
理科室で使う実験器具は、どれも高価な物ばかり。しかし、身近な物でも化学の不思議は体感できるのです。実験の名人・宮本先生の授業は、スーパーなどで手に入るものを使って行われます。
まずは、クリップと2つの醤油さしを使い、水の電気分解の実験。
今回の夏合宿で初めての実験に、塾生たちは真剣に取り組みます。
BTB溶液を2つの醤油さしに入れ、クリップで作った電極に電気を通すと、電気分解が起こり、それぞれの溶液の色が変わっていきます。
手の中の小さなコップで起こる化学変化に、「おお~」「わーすごい」と塾生からは歓声が。
続いての実験は、実験器具だけでなく試薬もスーパーで手に入る「ミョウバン」を使用します。魚型の小さな醤油さしをミョウバンの水溶液で満たし、電極に電気を通して、醤油さしの中に水素と酸素が溜まるのを待ちます。
気体が溜まった醤油さしの口を火に近づけると・・・水素が燃え、ポンッと小さな爆発が。
いい音が鳴った塾生は喜び、不発に終わった塾生は少し残念そう。
身近な物で出来る楽しい実験に、目を輝かせた時間になりました。